カー用品の販売などを行うオートバックスセブンは、車内での子どもの置き去り事故を防止するデバイス『こまもり』を全国のオートバックスグループ店舗にて、5月27日より独占先行販売を開始した。
近年、送迎バスにおける園児置き去り事故が相次いだことを受け、2023年には全国約4万4,000台の通学・通園バスに「置き去り防止装置」の設置が義務化された。これにより、通学・通園バスへの装置取り付けが進む一方で、一般のドライバーによる子どもの車内置き去り事故も、依然として発生している。
これに対し、安価で手軽に対策できる商品への需要が高まっていた。慶洋エンジニアリングが開発したこまもりは取り付け工事が不要で、付属のビーコンとスマートフォンを連携させることで、車内に子どもが置き去りにされる危険性を検知し、アラートで知らせるデバイスである。専用のアプリをダウンロードしたスマホと、2つのビーコンをペアリングし、片方のビーコンを車内に、もう片方のビーコンを子供の服やバッグなどに取り付ける。「両方」のビーコンがスマホから離れた場合、アラートが送られる。
さらに、1台のスマートフォンに複数の「こまもり」を接続することで、幼稚園や保育園の遠足時などにおける「迷子の早期検知」としても使用可能である。「こまもり」は、サイズが約36×23.2×3.6mmとなっており、重さは4.46g、価格は税込みで5980円となっている。
置き去り防止デバイス「こまもり」鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。