フロントグリルに取り付けていたクルマを街中でよく見かけたJAFのバッジ。今やすっかり見なくなったと思ったら、どうも廃止されているのだとか。それはさておき、このJAFバッジにバリエーションがあったのを知っているだろうか。ちょっとこのシステムが衝撃なんです!!!!!!!!
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
■全部同じかと思いきや……種類めっちゃあるやん
急な車両トラブル時に頼りになるというイメージの強いJAF。正式な名称は「一般社団法人 日本自動車連盟」と言い、JAPAN AUTOMOBILE FEDERATIONの頭文字を取ってJAFとなっている。一般のユーザーからするとロードサービスのイメージの強いJAFであるが、実は国際自動車連盟(FIA)に加入している日本で唯一の団体であり、日本で行われるさまざまなモータースポーツイベントの公認を行っている団体でもあるのだ。
そんなJAFには、会員になると送られてくるJAFバッジなるものがあり、現在でも装着している車両を見ることがあるが、実はこのバッジ、種類が複数存在しているのだ。
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■会員年数でレベルアップ!? 50年以上メンバーだと憧れの金に
現在、JAFに新規入会すると入手することができる最もスタンダードなものは、丸形で白字に青文字のJAFのロゴとJAPAN AUTOMOBILE FEDERATIONの文字が入ったもので、これが基本形となる。
その後は入会後10年毎に年数に応じたデザインのものが送られ、10年のものがブルーの加飾、20年のものがグリーン、30年がシルバー、40年がゴールド、そして50年以上になるとゴールドに加えて周囲にホログラムをあしらった特別なものが用意されているのである。
ちなみにこのJAFバッジ、古くは金属製で自動車のフロントグリルに挟み込むような形で固定するものとなっていた。当時の車両はフロントグリルも金属製でしっかり固定することができていたのだが、時代が進むごとに樹脂製のグリルを採用する車両が増えてきたことで変更を受け、平成7年にはバッジタイプのものは廃止されてしまっている。
そのため現在はステッカータイプとなっており、往年のものに比べるとやや物足りなさを感じてしまうのだが、車両に装着できないのではあれば致し方ないといったところだろうか。
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■あまりの人気で密かに復活!? 通販ページで買えるゾ
ちなみに往年のJAFバッジを再現したものがJAFの通販ページで販売されており、こちらは重厚感のある亜鉛ダイキャストをベースとし、表面にアクリル加工を施した高級感溢れるものとなっている。こちらは車両への装着はもちろん、スタンドが付属しているため、インテリアとして部屋に飾ることもできるようになっているのだ。
一時期はダサいアイテムとして扱われていたJAFバッジではあるが、近年では旧車の当時感を演出するアイテムとしてや、海外の日本車マニアからJDMを感じるアイテムとして注目を集めており、ネットオークションなどで高額で取引されることも珍しくなくなってきているようだ。
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