フォルクスワーゲン(Volkswagen)は6月6日、新世代EV「ID.」ファミリーの最上位セダン『ID.7』とワゴンの『ID.7 ツアラー』に、欧州で「プロS」グレードを設定すると発表した。

ID.7には、新開発のEVパワートレインを搭載する。このEVパワートレインは、「APP550」と呼ばれ、後輪駆動車に適合する。プロSグレードのモーターは、最大出力286ps、最大トルク55.5kgmを発生する。

新グレードのプロSでは、バッテリーの蓄電容量を、「プロ」グレードの77kWhから、86kWh(グロス容量は91kWh)に大容量化した。これにより、ツアラーのプロSのWLTPサイクルの航続は最大690kmに、セダンのプロSの航続はWLTPサイクルで最大709kmに延長された。プロSのセダンの709kmの航続は、ID.7シリーズで最長になる。

なお、プロSグレードの予約受注も欧州で開始された。ドイツ本国でのベース価格は、5万8985ユーロと発表されている。

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