トヨタの人気コンパクトカー『ヤリス』の次期型が、早ければ2025年末にも登場するという情報を入手した。「ハンマーヘッド」デザインや、新開発の直4エンジン採用など、様々な新規軸が盛り込まれるであろう次期型の姿を大予想!

初代ヤリスは1999年に誕生、日本では第3世代まで『ヴィッツ』の車名で販売されていた欧州Bセグメントのコンパクトカーだ。2020年に登場した第4世代からは、日本も海外同様に「ヤリス」の名で統一。ラリーでの活躍や、それをベースとしたスポーツモデル『GRヤリス』を追加するなど、生活の足としてだけでなくクルマ好きのFun to Driveをも満たす懐の広さが魅力だ。

トヨタ ヤリス(現行モデル)

そんなヤリスは、国内では今年1月に商品改良を受け、内外装のデザインや質感をアップデートしている。2月には欧州でも主に内装のアップデートが発表されていた。そして次期型ヤリスは最速で1年半後、2025年末から2026年前半にかけて登場するとみられている。

まずはパワートレインだ。トヨタは電動化を前提とした小型・高効率・高出力な1.5リットルと2.0リットルの直列4気筒エンジンを開発中であることを発表している。1.5リットルエンジンには自然吸気と、ターボチャージャー(過給機)付きの2種類を用意するが、次期型ヤリスにはこれらが搭載されると予想される。現行型の直列3気筒ダイナミックフォースエンジンと比べても、全方位でパフォーマンスが向上することになるだろう。

そして電動化だ。この直4エンジンに電気モーターを加えたハイブリッドを筆頭に、初のBEVモデルも期待できるだろう。

まだまだ情報の少ない次期型ヤリスだが、スクープ班ではそのエクステリアデザインを予想した。

トヨタ ヤリス 次期型(予想CG)

最大の注目は、トヨタブランドのアイコンになりつつある「ハンマーヘッド」フェイスの採用だ。『プリウス』や『クラウン』、海外向けでは欧州の『C-HR』や中国の『bZ3』シリーズなど続々と採用車種が拡大しており、グローバルモデルであるヤリスが例外となることはないだろう。全体のコンセプトとしては現行ヤリスが実現したロー&ワイドでスポーティな路線を踏襲した、スピード感のある若々しいデザインが特徴となるはずだ。

キャビン内は独立型のインフォテイメントディスプレイレイアウトを継承するが、フルデジタルインストルメントクラスターとともに、より大型化。グローバルで課題となっているIT化を最大限盛り込んでくるだろう。

25年登場となれば、開発は着々と進んでいると見ていい。認証不正問題に揺れるトヨタだが、止まることなく「史上最高のヤリス」を完成させてほしい。日本、世界のファン、そして未知のユーザーはその日を待っている!

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