ヤマハ発動機は大型ストリートファイター「MT-09」の上級グレード「MT-09 SP」を発売する。今年フルモデルチェンジを果たした新型MT-09に、KYB製フォークやオーリンズ製リアショック、ブレンボ「Stylema」キャリパーを搭載し、走行モードにTRACKモードを追加するなど走行性能を追求した仕様だ。さらにSPはスマートキーを新採用。性能、機能ともに洗練度を強める。
発売は2024年7月24日(水)、価格は144万1000円で、スタンダードから18万7000円のプラス。従来のSPからは10万円のアップとなった。
文/Webikeプラスさらなる高速域と高負荷に耐える「SP」ようやく登場!
2014年発売のMT-09は、クロスプレーンの846cc水冷並列3気筒エンジンを搭載するネイキッドモデル。生誕10周年を迎えた今年はフルモデルチェンジを受け、ヘッドライトやタンクのデザインを大幅変更。クルーズコントロール、バックスリップレギュレータ、5インチTFT液晶メーターといった装備を新たに獲得。スタンダードモデルは2024年4月から国内発売を開始している。海外で先行発表されていた「SP」仕様についても導入が待たれていた。
そこでいよいよ発表されたMT-09 SPは、スタンダードモデルの仕様はそのまま、足回りと中心とした装備を強化した上位グレード。MT-09の「SP」ラインナップは2018年モデルから続いており、専用のフォークやリアショックを採用。街乗りを主戦場とするストリートファイターながら、スーパースポーツモデルさながらの足まわりで、更なる高速域と高負荷でのコントロールに耐える仕上げだ。2024年モデルもその仕様は踏襲し、KYB製フルアジャスタブルフロントフォーク、オーリンズ製フルアジャスタブルリアショックを搭載。さらにフロントブレーキには軽量かつ高剛性、大径ピストンのブレンボ製モノブロックキャリパー「Stylema」を新採用した。
さらにソフト面でも機能が追加。シーンによるライディングモードセレクト「YRCモード」には、新たにサーキット走行に特化した4段階のTRACKモードが選択可能に。さらにEBM(エンジンブレーキマネジメント)、ABSカット(リアのみ)の設定も調整できる。またメインキーにはMTシリーズ初となるスマートキーシステムを新採用した点も見逃せない。
そんな新柄MT-09 SP、カラーラインナップはYZF-R1Mのイメージを持つ「ブルーイッシュホワイトメタリック2」1色のみ。価格は価格は144万1000円で、スタンダードの125万4000円からは18万7000円のプラス。従来のSPからは10万円のアップとなるが、充実の新装備には注目度大だ。
MT-09 SP ABS[2024]
発売日:2024年7月24日(水)
メーカー希望小売価格:¥1,441,000
ブルーイッシュホワイトメタリック2【新色】
MT-09 SP ABS[2024]主要諸元
・全長×全幅×全高:2,090×820×1,145mm
・ホイールベース:1,430mm
・シート高:825mm
・車重:194kg
・エンジン:水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ888cc
・最高出力:120PS/10,000rpm
・最大トルク:9.5kg-m/7,000rpm
・燃料タンク容量:14L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=180/55ZR17
・価格:144万1000円
詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/381508/
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