イタリアで開催中のヒストリックレース「ミッレミリア2024」が6月15日に最終日を迎え、ランチアの新型『イプシロン』がEVやハイブリッド車のみが参加できる「ミッレミリア・グリーン」で3位入賞を果たした。

ミッレミリア2024には、400台以上のクラシックカーが参加した。その中には30台のランチア車が含まれていた。ランチアは6年ぶりのミッレミリア復帰となった。

新型イプシロンは、ミッレミリア・グリーンで初参加ながら3位に入賞し、ブランドの新時代を象徴する成功を収めたと、と自負する。ミッレミリア・グリーンへの参加は、EVおよびハイブリッドの納車が、イタリアで開始される日に合わせたもの。ブランドの電動化時代への移行を示す重要な成果になったという。

なお1位は『ポールスター2』、2位はテスラ『モデルY』だった。

ミッレミリアは、1927年に始まったイタリアの伝統的公道レースだ。北部のブレシアを起点にローマへ南下し、再び北上して、ブレシアでゴールする。総走行距離が1000マイル(約1600km)であることから、ミッレミリアと呼ばれる。ミッレミリアは1957年に起きた大事故により、その後のレース開催が中止されたが、1977年に復活した。現在はクラシックカーが往年の姿のまま出走するエキシビション(タイムトライアル)レースとして、人気を集めている。

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