GRカローラはその下に位置するGRヤリスの基本コンポーネンツを使ったCセグカテゴリーのスポーツモデル。そのGRカローラにセダンモデルも選べたらなあと思うのだが……。

文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカー編集部

■カローラスポーツをベースにした4WDホットハッチ

カローラスポーツをベースにGRヤリスの直3、1.6Lターボを搭載したGRカローラ

  GRカローラといえば2022年6月に発表されたGRのスポーツモデル。CセグモデルのカローラスポーツをベースにGRヤリスのパワートレーンを移植したホットハッチだ。

 もちろん、エクステリアはベースのカローラスポーツよりも武闘派を思わせるエアロで武装。ボディサイズもカローラスポーツから全幅は60mmもワイドになっている。前後フェンダーも迫力のスタイルだ。

サイド部もエアロパーツで武装するGRカローラ

 さらにトレッドもフロントで65mm、リアで85mmも拡大されており、走行安定性とコーナリングスピードも向上されている。ほかにもサーキット走行にも耐えうるように車体剛性を引き上げるため、スポット打点を増しているほか構造用接着剤の使用部を増やしている。

■GRヤリスよりも32psアップの1.6L直噴ターボ搭載

GRカローラの1.6L直3ターボはGRヤリスより32psアップの304psを誇る

 また、1.6L直3直噴ターボはGRヤリスの最高出力272psから304psにまで一気に32psもパワーアップさせている(最大トルクは37.7kgmでGRヤリスと変わらず)。

 組み合わされるのは電子制御式4WDで、トランスミッションは6MTのみ。ただし、車重に関してはコンパクトなGRヤリスよりも増加しており、190kg増しとなる1470kgに達している。

 よりコーナリングマシンとしての性格が強いGRヤリスに比べ、兄貴分のGRカローラはGTカー的な性格を強めているのが特徴だ。

カローラ。セダンモデルをGRにも追加してほしい!

 そこで、セダン好きの担当としてはふと考えてしまった。これ、セダンモデルのカローラにも同じコンポーネンツを使えばいいんじゃないだろうかと。つまり、GRカローラにセダンボディのモデルを追加設定することは充分可能なはずだと。

 カローラセダンは全長4495×全幅1745×全高1435mm、ホイールベース2640mm。これが海外仕様だと全長4630×全幅1790×全高1435mm、ホイールベース2700mmになるのだが、このセダンにGRカローラのパワートレーンを搭載すれば4WDターボのセダンが欲しい層に響くのではないかと思うのだ。

GRカローラのインパネ。スパルタンでスポーティな雰囲気だ!

 GRカローラ同様にボディも補強してやれば成立するのは難しくないはずだ。ましてや3ペダルMTの国産4WDターボセダンは先代のスバルWRX STIの生産終了後、存在していない。

 先代型WRX STIに乗り続けるスバリストならずとも気になる武闘派セダンになると思うのだけど、どうでしょうかトヨタさん! 

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