ヨコオは6月20日、国産衛星測位システム「みちびき」のCLAS(センチメータ級測位補強サービス)に対応する小型フルバンドGNSSアンテナを開発し、7月から販売を開始すると発表した。
みちびきのCLASに使用されるL6信号は、一般的なGPSとは異なる信号であり、これまでのアンテナはサイズが大きくなるという課題があった。しかし、ヨコオが開発した新しいフルバンドGNSSアンテナは、手のひらに収まるサイズ(H22.7×W56.4×D64.4mm)を実現し、重量も100g以下(ケーブル含まず)と軽量である。さらに、防塵防水性能IP66/IP67にも準拠しており、設置場所を選ばず様々なシーンでの活用が期待される。
ヨコオは1957年に自動車用ラジオアンテナを開発して以来、幅広い帯域の自動車用アンテナを開発・販売してきた。今回のL6信号対応の小型フルバンドGNSSアンテナは、ヨコオ初の試みであり、日本政府が推進するみちびきの活用による地理空間情報社会の実現を目指している。
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