国土交通省が、小型トラック『グランマックス』など3車種について、国の安全・環境基準を満たしていないことが確認されたとして、ダイハツ側に対し、速やかにリコールを届け出るよう指導したと発表した。
きょうの各紙も「ダイハツ3車種不適合、衝突時基準、国交省リコール指導」などと取り上げているが、ダイハツの認証試験の不正問題をめぐっては、昨年12月に問題が明らかになったあと、国土交通省は不正が確認された軽自動車などのうち、開発中の1車種を除く、45車種と4種類のエンジンについて国の基準に適合するかどうか確認作業を進めてきた。
その結果、グランマックスのほか、同じ車種をベースにOEM(相手先ブランドによる生産)供給しているトヨタブランドの『タウンエース』、マツダブランドの『ボンゴ』の3車種で、基準を満たしていないことが確認されたという。
これらの車種では後面衝突時の燃料漏れ試験で車体後部が追突された際にバッテリーの位置がずれ、衝突時の火災発生防止を目的とした基準に適合しないことが判明したそうだ。
ダイハツではこれまで、この3車種についても「申請の不正はあったが、基準不適合はない」としていたが、国交省の確認ではその主張がひっくり返されたことになる。
2024年6月26日付
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