1/64スケールクラスのサイズで展開する、オリジナリティあふれる造型やカラーリング、車種セレクトがコレクター心をくすぐるアメリカ生まれのミニカーブランドが『ホットウィール(Hot Wheels)』。

今回はアメリカ発祥のドリフト競技でFormula Drift(FD)を中心に活躍するドリフトマシンから、人気カーアクション映画ワイルド・スピード』の劇中車まで、世界中のカーガイを魅了したクルマたちを取り揃えたラインナップが日本初上陸を果たす。

世界を駆けるドリフトマシンに大注目! GRカローラ登場【スライドストリート】

カーカルチャー「スライドストリート」シリーズはドリフトマシンをリアルに再現

ダイキャストシャシーと“リアルライダー”と呼ばれるゴムタイヤを採用するプレミアムカー仕様の「カーカルチャー」シリーズ。今月も新顔の5台が加わった。「スライドストリート」と銘打ったこのアソートは、いずれもドリフトをイメージさせるクルマたちだ。

2023 トヨタ GRカローラ(6月29日発売)

まずは「2023トヨタGRカローラ」。5ドアのカローラ・スポーツをベースに、世界ラリー選手権(WRC)での実績豊富なGRヤリスのメカニズムとノウハウを投入した高性能ハッチバックで、実車は日本市場でも争奪戦が繰り広げられている。1.6リットル直3ターボながら304psを発生し、駆動方式は4WDだ。

2023 トヨタ GRカローラ(6月29日発売)

しかし今回のモチーフは、アメリカのFDでシリーズチャンピオンを複数回獲得したライアン・ターク選手のマシン。アメリカ仕様のGRカローラをベースにパパダキス・レーシングがドリフト競技用に徹底チューンし、なんと1,000psを超える後輪駆動モンスターに生まれ変わっている。

2023 日産 Z(6月29日発売)

もう1台、FDを賑わせたマシンをモチーフにしたのが「2023 日産 Z」。ベース車はもちろん、2020年登場のRZ34こと現行フェアレディZだ。2008年に発売されたZ34のビッグマイナーチェンジ版という位置づけでありながら、初代Zにインスパイアされたエクステリアをはじめ約8割を刷新したほぼ新型車は、これまた首を長くした納車待ちユーザーが続出の人気モデルとなった。

そのRZ34のアメリカ仕様に、GT-RのVR38DETTを搭載し1,300psオーバーにビルドアップしたのが、2004年からFD参戦を続けるクリス・フォースバーグ選手の2023年型マシン。SEMAショー2022でも大注目の的だったドリフト専用Zのカラーリングを、見事にトレースしている。

日産 240SX【S14】(6月29日発売)

さらにジャパニーズFRマシンからチョイスされたのが「日産 240SX (S14) 」。S14型シルビアのUSDMで、1997年のマイナーチェンジを経た後期型をモディファイしたドリ車仕様に仕上げている。

アグレッシブさを高めた前後ライトが特徴のS14後期型に、フルエアロを巻き大径ホイールを履かせた王道カスタムながら、ボディカラーはシンプルなシルバー。複数入手して、1台は素で、もう1台はリペイントやステッカーチューンで遊ぶのも楽しそうだ。

リバティワークス・ランボルギーニ・ウラカン(6月29日発売)

リバティワークス・ランボルギーニ・ウラカン」は、ドリフトにも日本にも縁深い1台。というのも、モチーフはドリフト界のスーパースターでありロータリーエンジンの熱狂的なドライバーでもあるマッド・マイク選手とコラボした車両。さらにそのボディキットを手がけたのは、日本が世界に誇る大人気カスタマイズメーカーのリバティーウォーク(LBWK)だからだ。

後輪駆動仕様のウラカンに、リバティウォークらしいリベット留めのオーバーフェンダーをまとったボディは迷彩パターンが施され、マッド・マイクのエンブレムや、スポンサーであるトーヨータイヤのロゴなども入る。グッドウッドで見せたド派手なデモランを思い起こさせるようなアピアランスだ。マイク選手のホットウィールは今回のウラカンだけでなく、過去のシリーズでも多数リリースされているのでコレクションしてみるのもいいだろう。

2018 フォード・マスタング RTR スペック5(6月29日発売)

日本車が多数派のドリフト競技車両の中にあって、アメリカ車の人気モデルがフォード・マスタング。「2018 フォード・マスタング RTR スペック5」は、アメリカのカリスマ的ドリフトレーサー、ヴァン・ギットンJr.率いるRTRモータースポーツが製作したマシンだ。

ベースは6代目マスタング。7.1リットルV8を積んでのダイナミックなパフォーマンスで、2020年にはFDを制した。カラーリングはレースマシンのエッセンスを盛り込み、グレー系のボディカラーに蛍光色のアクセントが入るコーディネートだ。

ワイスピの超マニアックな劇中車が5台登場! 登場シーンが思い出せるか…?【ワイルド・スピード】

映画『ワイルド・スピード』の劇中車が登場!

ホットウィールといえば、忘れちゃいけないド定番の超人気バリエーションが、映画ワイルド・スピード』の関連アイテム。こちらも、スライドストリート同様に実車をリアルに再現したプレミアムカー仕様の5台が仲間入りしたので順番に紹介していく。

カスタム アキュラ インテグラ セダン GSR(6月29日発売)

まずは日本車が2台登場。「カスタム アキュラ インテグラ セダン GSR」は、第1作ワイルド・スピード』に登場する、主人公ドミニクの妹ミアの愛車の仕様。JDM全開な中後期顔の角型ヘッドライトや、タイプR風リアスポイラーなどの特徴を忠実に再現した。

トヨタ・ランドクルーザー FJ43(6月29日発売)

トヨタ・ランドクルーザー FJ43」は第8作ワイルド・スピード ICE BREAK』に登場。赤で仕上げたルックスは、敵役のサイファーが、主人公のドミニクを待ち伏せする際に使用したクルマをイメージしている。

ランドローバー ディフェンダー 90(6月29日発売)

同じくオフロードの雄である「ランドローバー ディフェンダー 90」は、元祖ランドローバーの後を受けた初代ショートボディで、車名の数字どおりホイールベースが約90インチ(実際は93インチ=2,360mm)。映画では第6作ワイルド・スピード EURO MISSION』の戦車強奪シーンで、輸送トラックの護衛を務めたのちに破壊されたクルマだ。

メルセデス・ベンツ 500SEL(6月29日発売)

日本が舞台の第3作で派手なクラッシュを演じたのが「メルセデス・ベンツ 500SEL」。W140系こと3代目Sクラスのロング版(V140)で、のちに第6作でドライバーが明かされ、第7作では回想シーンに現れており、巨体に見合った存在感を示した。

ポルシェ 911 カレラRS 3.8(6月29日発売)

ワイルド・スピード』シリーズのポルシェ911というと、996世代のGT3RSあたりが印象的で、すでにホットウィールになっている。だが今回は、そのルーツ的存在の「ポルシェ 911 カレラRS 3.8」が登場。1996年に登場した、964世代のハイチューンモデルだ。劇中で見かけた記憶は薄いが、シルバーボディは実車のディテールをよく捉えている。

刺激的な走りとド派手なグラフィック・エクステリアで仕上げられたドリフトマシンが集まった「スライドストリート」、そして映画から飛び出してきたかのように劇中車をリアルなクオリティで再現した「ワイルド・スピード」の価格は、2つのシリーズともに各880円(税込)

気になるアイテムは、玩具店や家電量販店、ECサイトなどで速攻ゲットするべし。そしてホットウィールの最新情報は公式Facebookをフォローしてキャッチしよう!

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