ホンダは6月26日、『シビック・ハイブリッド』の2025年モデルの生産を、ホンダ・オブ・カナダ・マニュファクチャリング(HCM)のオンタリオ州アリストン工場で開始した、と発表した。

シビック・ハイブリッドは、ホンダの電動化戦略の重要モデルであり、カナダにおける『シビック』の販売の約60%を占めると予想されている。この生産開始は、2022年に行われた13億8000万ドルの投資プロジェクトの成果であり、HCMを北米の『CR-V』およびシビックハイブリッド生産のリード工場にするためのものだ。

HCMの生産ラインをハイブリッド生産に対応させるための改装により、アリストン工場やホンダのカナダのサプライヤーネットワーク全体で、数千の雇用が維持された。

2025年型シビック・ハイブリッドの北米仕様には、パワフルかつ効率的な2モーターハイブリッドシステムが採用された。ハイブリッドシステム全体のパワーは200hp、トルクは32.1kgm。「タイプR」以外のシビックでは、米国では最もパワフルなモデルになるという。

さらに、ステアリングホイールのセレクターパドルで4段階の回生ブレーキによる減速が可能。複数のレベルにより、減速時の幅広い制御を可能にしている。

シビック・ハイブリッドの乗り心地とハンドリングダイナミクスは、独自のスプリングとダンパーのチューニングや、専用開発されたタイヤによって最適化された。 また、アクティブ・ノイズ・コントロールを装備し、シビックのラインナップの中で最も低いNVHレベルを実現している。

ドライブモードを切り替えて、さまざまな状況に応じてドライビング体験を最適化できる。Econ、Normal、Sportのうち、Sportモードでは、パワートレインのレスポンスやステアリングアシストレベルがスポーティ寄りに変更される。メーターレイアウトも好みのデザインに設定できる。

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