世情が不安定だと何かにすがりたくなるのは古今東西変わらないようだ。パワーを必要とする皆様のために、路線バスで行くパワースポットをバスマガジンWEBのオリジナル連載で紹介する。本稿には7月のバス占いも付録するので、パワースポット探しの参考にしていただきたい。
文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
(詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)
■とりあえず京成本線に乗ろう!
今回の路線バスでパワースポット巡りは千葉県の大原神社(千葉県習志野市)と子安神社(千葉市花見川区)を同時に参拝する。2社間の距離は大したことはないのだが、徒歩では無理で、かといって直接行けるバス路線もない。よって若干の遠回りをしなければならないのだが、どちらも人気のスポットなので同時に紹介する。
まずは大原神社に先参りするが、たまたまダイヤの関係でそうなっただけで決まりはない。さて、京成本線で実籾駅を目指すのだが、これはまったく苦労はない。
普通電車とこの区間は各停になる快速しか停車しないので、実質は普通電車だけという不便はあるが、東京方面からだと優等種別の電車で京成津田沼で乗り換えればさほど時間はかからない。駅からは線路沿いに6分ほど歩けば大原神社に到着する。
■御朱印帳で自分だけのキービジュアルを!
大原神社の主祭神はイザナギノミコトとイザナミノミコト、そして猿田彦命だ。イザナギとイザナミは日本最初の夫婦神で、猿田彦は道開きの神様という由緒から、縁結びの神社というのが御神徳として有名だ。
そして何よりも御朱印が豊富で美しいことで参拝者が絶えることはなく、さらに御朱印帳を飾って自由に撮影ができるフォトスポットまで提供している。季節感あふれる花々やアイテムが並び、好きなように配置して撮影できるのも人気の理由だろう。
■太陽か月か?自分で判断するおみくじ
おみくじの種類は特に多いというわけではないが、陰陽で分かれる太陽と月の縁起物が封入されたおみくじがある。まずどちらかを選択しなければならないところがミソだ。例えば月のおみくじを引く場合は、拝殿右奥の境内社の中にある月読社に「これからおみくじを引きます」と奉告してから引くと良いのだろうか。
本稿付録の「7月のバス占い」の項で自身の十干を見るように案内しているが、ここが甲・庚・戊・庚・壬の方は陽なので太陽を、乙・丁・己・辛・癸の方は陰なので月を引くという選択方法もアリだ。
参拝を終えたら、次に向かうために京成本線の実籾駅まで戻る。ここから大回りで向かうことになるのが、次に参拝する子安神社だ。最終的にJR新検見川駅に行く。
■乗り換えがちょっと面倒だが頼みの綱はバス!
京成本線の実籾からは方角としては南に向かいたいのだが、鉄道もバスもないので京成津田沼まで行く。東京方面から来た場合は戻る形になる。そして京成千葉線に乗り換えて京成幕張本郷に行く。
JR幕張本郷駅と共用駅なので、総武線各駅停車の千葉方面行の電車で新検見川駅で降りる。この行路だけで結構ジグザグだが、他に交通機関がないので仕方がない。画像で移動経路のイメージを表示する。
新検見川駅では北口に出て、京成バス「検11系統」花見川区役所行きのバスに乗り、3停留所目の「瑞穂の杜」で下車。運賃はICで167円。本数は昼間でも毎時3本程度はある。しかし停留所から先は交通機関がなく、最後は徒歩で12分程度だ。
■宝くじに当たった人がいるだと?子安神社
子安神社の主祭神はクシナダヒメノミコトで、スサノオノミコトの奥さんとされる。ヤマタノオロチを退治する代わりに大変美しかったクシナダヒメをお嫁さんに欲しいと懇願して、クシナダヒメを櫛に変えて自身の髪にさしたうえで退治したという神話が残る。
この夫婦神から6代後の子孫で出雲大社の主祭神である因幡の白兎の神話で有名な大国主命が誕生する。子安神社は安産や子宝に特に御神徳があることで有名だ。子安神社の御朱印も種類もフォーマットも多く、選ぶのにかなり迷う。
すべて直書きで基本的に書置きはないが、社務所休所日の場合はセルフサービスで箱から取り出す方式で書置きの御朱印が授与されることもある。
ちなみに境内社の稲荷神社の御朱印を「幸せ稲荷」としているが、神職に伺った話によると、なんでも宝くじが80万円当たった人がいたとかで、妙にリアルな当せん金額なのが真実味を帯びる。
以上の2社について注意が必要なのは、社務所休所日が存在することだ。集印をライフワークにしている方は「参拝したのに御朱印が受けられない」ということもあるので、ホームページ等で確認してから参拝することをおススメする。
しかし確認せずに行くこと自体を「運試し」とするのも楽しい。記者はそれを実践して本稿を書くまでに4回目の正直でようやく授与にたどり着いた事実は記しておく。
■【付録】バス占いの見方
月初に掲載している「バス占い」は、あなたの十干(じっかん)で四柱推命を中心に鑑定している。1桁のラッキーナンバーとカラーも同時掲載するので、行先番号や社局番・登録番号や塗色等でラッキーなバスを見つけて、バスライフやパワースポット巡りの参考にしていただきたい。
・占者:本稿記者/四柱推命鑑定師 古川智規
・監修:認定四柱推命講師 長内麻子(一社・日本占道協会)
(本鑑定の有効期間は令和6年7月6日23時20分から同年8月7日9時9分まで)
占い方は、どこでも構わないので無料の四柱推命サイトで自身の生年月日を入力して命式を出す。日柱の干支のうち十干(甲乙丙丁戊…と続く10種の漢字)を覚えておこう。生涯変わらないので、来月以降も同じ十干の結果で占える。(命式の見方は詳細はギャラリーの画像を参照・画像の例はhttps://sendo.or.jp/ex/suimei/)
■【付録】7月のバス占い・辛未の月
【甲(きのえ)】仕事運が良い時。深掘りしたことがライフワークになるかも?ラベンダー・1
【乙(きのと)】行動力が増しとても頼られますが、困ったことは人に頼るのが吉。藍色・7
【丙(ひのえ)】人に誠実に接することで運気UP!説得力・信用も高まります。金運良し。赤紫・9
【丁(ひのと)】パリピ運。派手に楽しく過ごすのが吉!考え方、見た目もゴージャスに!茶色・9
【戊(つちのえ)】頭の回転が早くなり、表現力・発言力もUP!うっかり吐く毒舌に注意。赤・2
【己(つちのと)】明るく楽しくダイナミックに!衣食住、話・歌、夜景などの輝きで開運。パール・8
【庚(かのえ)】独立心や野心が高まる時。目標はハッキリ明確に。結果が出やすくなります!黒・4
【辛(かのと)】人に相談されることが増えそうですが、あなたらしさや1人の時間も大切に。黄色・5
【壬(みずのえ)】自身の愛情が高まり、人にとても好かれる時。感謝の気持ちでより開運。水色・2
【癸(みずのと)】今月はアイディアに恵まれ、それをどんどん追求していくと開けていきます。青・4
以上が7月のバス占いだ。人生を切り開いていくのは自身で、占いが何かをしてくれるわけではなく、行動しようとするあなたの背中を押してくれるものと考えて、楽しいバスライフを満喫していただきたい。
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