自動車ジャーナリストでありラリードライバーでもある竹岡圭氏は、三菱自動車およびトーヨータイヤによるサポートのもと、「XCRスプリントカップ北海道」第3戦「2024ARKラリーカムイ」(7/5-7)と第4戦「RALLY HOKKAIDO」(9/6-8)に、三菱トライトンで参戦する、と発表しました。以下、速報でお届けします。
文/写真:ベストカーWeb編集部、三菱自動車
■「挑戦する人」を応援したい
「XCRスプリントカップ北海道」とは、2021年より毎年北海道で開催されている、JAF公認クロスカントリーラリーシリーズ。今年度(2024年度)は全6戦の開催を予定している。
このうちニセコ町(札幌からクルマで約2時間)で開催される第3戦「ARKラリーカムイ」と、帯広市を拠点に開催される第4戦「RALLY HOKKAIDO」は、全日本ラリー選手権と併催されることもあり、幅広いクラスの車両がエントリーし、また経験豊富なドライバーが数多く参戦。山間部や林道、砂利道などの未舗装路を高速で走り抜けるハイスピードグラベルラリーとして、注目度が高いプログラム。
まさに日本のクロスカントリーラリーを代表し、草の根を広げる競技の代表的な存在であるわけだが、そこに竹岡圭氏と三菱トライトン、トーヨータイヤのOPEN COUNTRYが挑戦することになる。
「昨年このクルマ(トライトン)が出たときから、これでラリーに出たい、クロスカントリーラリーシリーズに出たいと言い続けていたら、いろんな人が手伝ってくれた。今週末いきなり本番だけど、クルマができたのはつい先日。シェイクダウンは自走で北海道へ持っていくとき。記録よりも記憶に残るようなラリーにしたい」
と抱負を語ったのはドライバーを務める竹岡圭氏。
「今回、三菱自動車がこのプロジェクトに参画する狙いは3つあります。
一つ目は、このトライトンの日本導入を成功させたい、ということ。成功というのは販売面だけではない。日本にピックアップというカテゴリーを定着させたい。ほかのクルマではできないカーライフを提供したい。今回のラリー活動は皆さんに走行性能の高さを示す機会にしたい、ということです。
二つ目は今回のラリーをとおして【三菱らしさ】を提供したい。三菱らしさとは過去の実績を現在に繋げてゆくこと。今回の活動を通して多くのお客様から、三菱自動車の活動を思い出していただき、過去の実績と栄光を現在に繋げてゆきたい。
三つ目は、三菱自動車は冒険心を持った人を応援したいということ。新しい挑戦をする人の背中を押したい。竹岡さんは、会話のなかで自腹でもラリーに出たいと言っていた。金銭面でも挑戦している。三菱自動車と竹岡さんは長い付き合いもあり、我々が苦しいときにも支えてもらってきた。今度は我々が竹岡さんをサポートしたい。
今回はトーヨータイヤさまをはじめ、多くの仲間がいる。一緒に竹岡さんを支えてゆきたいです」
とは三菱自動車の国内商品戦略部、山崎一成氏。
冒険心を持つ人を応援したい! 日本の草の根モータースポーツを応援したい!! この志に共感した皆さま、竹岡さんのプロジェクトを見届けましょう!! 初戦は今週末(7月5~7日)のARKラリー・カムイ。発表会の質疑応答で竹岡さんに「目標は?」と伺ったところ、「完走です」とのこと。確かに! まずはなにより完走祈願!!
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