燃料費が高騰する昨今、燃費性能は少しでも高いほうがいい。そこで、新型スズキ スイフトがマークした24km/Lを目安とし、それ以上の燃費性能を持つクルマの良い部分とイマイチな部分を洗い出した。ここではスズキ ワゴンRをチェックする!!
※本稿は2024年5月のものです
文:渡辺陽一郎/写真:スズキ
初出:『ベストカー』2024年6月10日号
※価格帯は24km/Lオーバーのグレードのみを掲載
※スペックはおすすめグレードの2WD車
■スズキ ワゴンR(24.2〜25.2km/L)
●どんなクルマ?
全高が1600mmを超える軽自動車の主力車種で、初代は1993年に発売された。シートアレンジが多彩で価格は割安だ。
●ココがGOOD!!
2WDであればNAエンジンでもWLTCモード燃費は24.4km/Lで、マイルドハイブリッドは25.2km/Lに達する。
後席は背もたれを倒すと座面も下がって床の低い広い荷室に変更できる。前後のスライド機能も含めて、シートアレンジは左右独立式だ。水平基調のボディは視界も優れ、最小回転半径も4.4mだから運転しやすい。
●ココがイマイチ……
燃費が優れている代わりに乗り心地が硬めだ。路面の荒れた街中を時速40km以下で走ると、細かなデコボコを伝えやすい。ステアリング操作に対する反応も少し曖昧な印象だ。
NAエンジンは2000回転を下まわると、実用回転域の駆動力不足を感じる。発売から7年を経過して、外観や内装のデザインも古くなってきた。
・おすすめグレード:ハイブリッドFX
・サイズ:全長3395×全幅1475×全高1650mm
・車重:790kg
・パワートレーン:657cc直3+モーター
・燃費:25.2km/L
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