新型車がクルマ好きの耳目を集めるいっぽうで、ひっそりと役割を終え、姿を消していくクルマもある。ここでは、一時期には挑戦的なジャンルとしてもてはやされるも、ニーズに合わずに消えていった絶版ハイトワゴンをご紹介する。
※本稿は2024年5月のものです
文/永田恵一 写真/日産、ホンダ、トヨタ
初出:『ベストカー』2024年6月10日号
※本記事の絶版年は基本的に生産終了年としています
そこは異常なほど狭き門!? 激戦区なハイトワゴン!
ハイトワゴンはニュージャンルカーと言われるモデルも多かったようにある意味チャレンジングだったので、鳴り物入りで登場したにもかかわらずユーザーのニーズに合わず消滅、というのを繰り返した。絶版になったモデルが最も多いカテゴリーだ。
今後も生産される確率は、かなり低いのかもしれない。だがそこに1%でもいい、可能性があるならいつまでも待ち続けていたい。
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■日産 ルネッサ(1代限り・1997~2001年)
広々した後席を売りにした2列シートミニバン的なモデルだったが、全体的な完成度の低さによる販売低迷に加え、当時の車種リストラもあり絶版に。
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■日産 ティーノ(1代限り・1998~2003年)
前席3人掛け仕様もあったハイトワゴン。日産初のハイブリッドを設定するなど意欲作だったが、ルネッサ同様にリストラ対象になり単発で絶版。
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■ホンダ エディックス(1代限り・2004~2009年)
ティーノと同様の前席3人掛けコンセプトのハイトワゴン。絶版となったのは当時ホンダ車に多人数乗車ミニバンが多かったのも大きかった。
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■トヨタ オーパ(1代限り・2000~2005年)
ビスタアルデオをベースとしたハイトワゴンで、余裕の頭上空間、クラウンを凌駕する室内長など広く使いやすかったが、コンセプトのわかりにくさもあり絶版に。
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