ステランティスは7月2日、ポルトガルのマングアルデ工場において、EVの生産を開始した、と発表した。マングアルデ工場は、乗用車と商用車のEVを生産するポルトガル初の工場となった。

マングアルデ工場では、シトロエン『eベルランゴ』、プジョー『Eパートナー』、フィアット『eドブロ』、オペル『コンボe』など、8車種のEVが生産される。これらの車両は国内外の市場に供給される予定だ。

このプロジェクトは、ポルトガル政府の支援と119百万ユーロの投資により実現した。ステランティスは、2025年初頭にEV生産を開始する予定だったが、目標を前倒しして生産を開始した。

ステランティスがポルトガル工場でEVを生産開始

マングアルデ工場は、37のパートナー企業と協力して「グリーンオート」プロジェクトを推進している。このプロジェクトには、800平方mの新しいバッテリー組立ラインの設置など、さまざまな投資が含まれている。この新しいラインは63名の新しい雇用を生み出し、従業員には専門的な訓練が行われた。

ステランティスの「Dare Forward 2030」戦略では、2030年までにCO2排出量を半減し、2038年までにカーボンニュートラルを達成することを目指している。マングアルデ工場は、6370枚の太陽光パネルを設置し、年間エネルギー需要の32%を賄っている。このプロジェクトにより、年間2500トンのCO2排出が削減される見込みだ。

ステランティスは、ポルトガル市場で27%のシェアを持ち、商用車市場では44%のシェア。この成功は、製品の品質、信頼性、適応性によるもの、としている。

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