京成曳舟駅からぶらり。西にある東武線の曳舟駅、南のスカイツリーのある押上駅の一帯を巡れば、軒を連ねる下町の素朴な町並みにほっとします。老舗と新店が混在するこのエリアですが、実際に歩いてみると、飲食店だけではなく、アートと歴史を発信する街だったのです! BCの姉妹メディア『おとなの週末』が懐かしい施設を紹介します。

撮影/浅沼ノア(大道芸術館)、白石あづさ(東武博物館)、取材/白石あづさ

■消えゆく昭和文化が向島で息を吹き返す『大道芸術館』

『大道芸術館』入り口に鎮座する女性のオブジェ

 かつて向島の料亭だった趣のある建物の暖簾をくぐると、透明な円球の中に鎮座するエロティックなお姉さんのオブジェが。編集者であり写真家の都築響一さんが半世紀をかけて収集した珠玉のコレクションを展示した『大道芸術館』だ。

 閉館した元祖国際秘宝館「鳥羽SF 未来館」から買い取った作品を中心に昭和歌謡が歌える通称「デコトラ」部屋など奇想天外なアイデアで楽しませてくれる。

 他の美術館と一線を画すのは一流作家の絵も主婦がチラシを折って作った人形も同じように愛情を持って展示されていること。

 奇抜な作品も多く、好き嫌いは分かれるだろうが、昭和に生まれ消費されて消えゆく作品が、この館で息を吹き返している。

『大道芸術館』帰りに「茶と酒 わかめ」でおしゃべりを楽しもう

[住所]東京都墨田区向島5-28-4
[営業時間]美術館/月〜金15時〜23時、土・日・祝13時~19時 バー/月〜金20時~23時
[休日]無休(不定休あり) SNSで要確認X(旧ツイッター)@moratokyo インスタグラム daidougeijutsukan
[交通]東武スカイツリーライン曳舟駅西口から徒歩11分

■蒸気機関車や昭和レトロな車両を見学『東武博物館』

 東武鉄道の歴史や文化を紹介した博物館。蒸気機関車をはじめ昭和レトロな車両の内部を見学したり、シミュレータや実物機器に触れてみよう。実際に走行中の車両を至近距離から観察できるエリアも。

『東武博物館』

[住所]東京都墨田区東向島4-28-16
[電話]03-3614-8811
[営業時間]10〜16時半(入館は16時まで)
[休日]月(月が祝日の時はその翌日)
[交通]東武スカイツリーライン東向島駅下車徒歩1分

『おとなの週末』/2024年4月号より
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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