メルセデスベンツが誇るフラッグシップ・4ドアサルーン『Sクラス』が、大きな進化を遂げる。2025年春の登場が見込まれる改良版Sクラスの姿を予想する。
現行型Sクラス(W223型)は2020年に発売されており、現世代初の大幅改良となる。6月には開発テストをおこなうプロトタイプ車両の姿をスクープしていた。カモフラージュされた姿からは全貌を掴むことができなかったが、最新情報をもとに海外自動車メディア「KOLESA RU」が予想CGを作成した。
メルセデスベンツ Sクラス 改良新型(予想CG)最も大きな変更はフロントエンドだ。そこには、「スリーポインテッドスター」の形をしたLEDデイタイムランニングライトを備え、大型化されたヘッドライトユニットが装備される。これは昨年『CLAコンセプト』で初めてプレビューされたものだが、今後は他のメルセデスモデルにも展開される可能性がありそうだ。また、大きいだけでなく最新の『Eクラス』と同様にグリルと一体化されているのも特徴的だ。
そのグリルにも大きな変化が見られる。3本の水平クロームバーは継承されているが、下部へ向かって現行世代よりも巨大化されている。そのほか2本の力強いフィンを備えたコーナーエアインテークも拡大されるなど、かなりアグレッシブな姿が見てとれる。
メルセデスベンツ Sクラス 改良新型(予想CG)後部にも、LEDテールライト内部にメルセデスのエンブレムをあしらったグラフィックが配置され、メルセデスブランドを全面に押し出したデザインとなる。
キャビン内では、現在のタブレットタイプの縦長インフォテイメントスクリーンを廃止。EVサルーンの『EQS』と同じトリプルディスプレイのハイパースクリーンを初採用すると噂されている。
パワートレインは、現行の最高出力442ps、最大トルク559Nmを発揮する3.0リットル直列6気筒ターボチャージャーエンジン、最高出力496psを発揮する4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンに、それぞれ燃費の改善などが見られるかもしれないが、やはりハイライトは内外装の大進化となりそうだ。
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