電気自動車(EV)開発のGLM株式会社が、ダブルクラッチ株式会社と協業・販売中の商用車(主に大型トラック)向け車載用サブバッテリーシステムとして、パーキングクーラー製造大手のエバスペヒャーミクニ・クライメットコントロールシステムズ株式会社と協業を開始。より製品性の高いパッケージ化を目指し共同開発を開始した。
現在販売中の車載用サブバッテリーシステムは2.56kWh(2,560Wh)の大容量バッテリーを搭載し、アイドリングストップ時に車内での冷暖房機器の長時間の稼働を可能としている。これにより、トラックドライバーの休息中の車内環境の改善を図ると同時に、都市部などで問題となっている待機中トラックのアイドリング問題解決に大きく寄与してもいる。さらに、同製品の採用によるCO2の削減など環境保護への取り組みをアピールできることも訴求ポイントとなっている。
GLMとエバスペヒャーミクニ、車載用サブバッテリー+パーキングクーラーのセット販売を開始この製品特性を活かし利便性を向上させるため、バッテリー稼働可能なパーキングクーラーとのパッケージ化を模索。エバスペヒャーミクニ社とパーキングクーラーの協同開発を行い、より製品性の高いパッケージ化を目指す。
エバスペヒャーミクニ社のパーキングクーラーは車両エアコンとは完全に独立して作動し、エンジンをかけずにバッテリーで電動コンプレッサーを稼働させることで、車内の快適な温度を維持する。冷却能力は1,650W、最大風量は340m3/hと高性能であり、GLMの車載用サブバッテリーシステムと合わせることで8~10時間の長時間稼働が可能となる。
なお、パッケージ開発に先行して「車載用サブバッテリーシステム+パーキングクーラー」のセット販売を開始。双方の製品特性を最大限に発揮できるこのセットは、労務環境の改善やコスト削減、環境対応アピールをすぐに行えるものとなっている。
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