トヨタからBMW Mモデルにも匹敵するスーパー・ステーションワゴンが登場するかも? トヨタは2022年に『カローラ』のパフォーマンスモデルとなる「GRカローラ」を発売した。そこから派生するステーションワゴンの「GRカローラツーリング」の可能性はあるのか、検討した。

GRカローラは、2020年に『GRヤリス』で先に導入された1.6リットル直列3気筒ターボエンジンを搭載、最高出力はGRヤリスの272psを超える304psを発揮している。GRカローラツーリングにも同じパワープラントが搭載されるだろう。

Theottle氏がデザインを予想したGRカローラツーリングは、ヘッドライトユニットをGRカローラから流用し、バンパーやエアインテーク、フロントスプリッターは、GRヤリスから流用している。

トヨタGRカローラ ツーリング(予想CG)

側面では、フロントフェンダー後部のエアアウトレット、筋肉質のリアフェンダーはGRカローラと共有、後部ドア以降が延長され、ウィンドウが追加される。つまりGRカローラツーリングは、カローラツーリングのGR版ではなく、GRカローラのロングボティバージョンになるわけだ。

リアセクションでは、LEDテールライト、ルーフスポイラー、特徴的なトリプルエキゾーストパイプなどがやはりGRカローラから流用される。

トヨタGRカローラ ツーリング(予想CG)

304psを地面に伝えるために、前後駆動力可変システム採用のスポーツ4WDシステム「GR-FOUR」が搭載されるはず。そうなればBMW『M135i xDrive』の2.0リットル直列4気筒やメルセデスAMG『A35』にも対抗できるスペックになる。

さて、このGRカローラツーリング実現の可能性だが……。近年ステーションワゴンは米国、欧州、そして日本国内ではクロスオーバーSUVほどの人気はないため、実現の可能性は低い。が、BMW MやメルセデスベンツAMGに少数ながら設定はある。特に日本国内ではパフォーマンスワゴンは存在しておらず、日本で発売されれば唯一無二の存在として人気が出る可能性を秘めている。

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