昨今、野球といえば、米大リーグのオールスターゲームでは球宴で自身初のホームランを放ったドジャース・大谷翔平選手の話題で持ち切りのようだが、国内では社会人野球の第95回都市対抗野球大会が、きょう(7月19日)開幕する。

今大会には、推薦出場のトヨタ自動車のほか、岡崎市代表の三菱自動車や太田市代表のSUBARU(スバル)、横浜市代表のENEOS(エネオス)、大垣市代表の西濃運輸、さいたま市代表の日本通運など全国12地区から勝ち抜いた32チームが7月30日までの12日間、東京ドームで熱い戦いを繰り広げるという。

その都市対抗野球を主催する毎日新聞は、きょうの1面やスポーツ面、社会面のほか、社説のテーマにも取り上げて「一体感を生む緊迫感あふれる熱戦に期待したい」などとエールを送る。さらに、経済面にも、出場する企業のトップの抱負などを連載。最終回のきょうは、前回大会で7年ぶり2回目の優勝を果たして推薦出場となるトヨタ自動車の豊田章男会長が「優勝の『ご褒美』今年も」とのタイトルで登場している。

それによると、今大会での引退を表明した佐竹功年投手(2006年入部)については、「一試合でも多くプレーさせてあげたいと、チームの皆が思っているし、私自身も思っている」と胸の内を明かすとともに、優勝した昨年を超えるチームを目指して「子どもの運動会を見に行くお父さんの気持ちで応援する」とも。

都市対抗関連では、主催する毎日以外では、日経も7月17日付けの朝刊で出場する企業トップのコメントを取り上げた広告特集を掲載したが、そこでも豊田会長が「チームの目標は3連覇」などとのメッセージを寄せていた。ちなみに、三菱自動車は加藤隆雄社長、スバルは大崎篤社長と、トヨタを除くと代表企業はすべて現役の社長が登場しており、本業とは違う真夏の球宴とはいえ、出場する企業の力関係と意気込みを汲み取ることでも対戦の行方も興味深い。

2024年7月19日付

●円高・株安急速に進展、株900円超下落 一時155円台前半 (読売・2面)

●下請法「金型」扱い議論へ、公取委など有識者会議、不当な商慣習一体是正(読売・11面)

●日産への課税処分「適法」最高裁判決、タックスヘブン訴訟(読売・34面)

●「アルト」など13.7万台リコール(朝日・27面)

●都市対抗きょう開幕 (毎日・6面)

●企業とスポーツ、都市対抗出場トップに聞く、トヨタ自動車・豊田章男会長「優勝の『ご褒美』今年も」(毎日・6面)

●訪日客数、上半期最多1778万人 (産経・2面)

●バス「運転手要らず」実証実験、自動運転、鹿島など開始 (産経・12面)

●中国BYDがベトナム進出、EV工場設立検討 (産経・12面)

●ホンダ、充電可能FCV日本勢初 (産経・12面)

●ガソリン4週ぶり値下がり (東京・6面)

●欧州新車販売、6月はプラス (日経・15面)

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