見た目は平凡だが、実は高性能なクルマを表す言葉、「羊の皮を被った狼」。スポーツカー然としたクルマよりこちらのほうが好きという人もいるだろう。エコ性能重視の近年、こういうクルマは激減しているが、中古車であれば充分探すことができる。ここでは3代目スバル インプレッサの狙い目や中古相場をご紹介する。
※本稿は2024年6月のものです
文:伊達軍曹/写真:スバル、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2024年7月10日号
■WRXじゃないがターボ搭載モデル:スバル インプレッサ(3代目・S-GT/2.0GT)
「S-GT」は、5ドアハッチバックとなった3代目スバルインプレッサに最高出力250psの2L水平対向ターボを搭載したグレード。トランスミッションは5MTとCVTの2種類が用意された。「2.0GT」は、途中からS-GTのグレード名が変わったもので、エンジンやトランスミッションなどの中身に大きな違いはない。
●中古車購入ポイントは?
流通量は「やや少なめ」といったニュアンスの約50台。MTとCVTの比率は6:4で、価格はMT車のほうが1.5倍ほど高い。
MT車は総額120万円前後で、CVT車は80万円前後でまずまずの1台が見つかるが、このクルマは中古車のコンディションというより「クルマのキャラ」をしっかり考えたい。
250psのエンジンは充分パワフルだが、足回りは全体的にソフトなため、“狼”というのはちょっと違う印象。だが「そこが逆にイイ!」という人にはお薦めだ。
●スバル インプレッサ(S-GT/2.0GT)
・中古相場:約50万〜180万円
・新車時価格:246.8万~267.8万円
・年式:2007~2011年
・入手しやすさ:★★★☆☆
・中古車オススメ度:★★★☆☆
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。