日本時間ではきのう(7月22日)午前3時ごろ、11月の米大統領選で再選を目指していた民主党のジョー・バイデン大統領が、再選を断念し、選挙戦から撤退すると表明した。

各紙はその日の朝刊には間に合わなかったものの、22日付けの夕刊に続いて、きょうの朝刊にも海上自衛隊の「特定機密」の不適切問題を追及した東京を除いて、読売、朝日、毎日、産経、日経の5紙が「米大統領選、バイデン氏撤退、後継ハリス氏を支持、高齢不安払拭できず」などと、1面トップで取り上げている。

ただ、「バイデン氏撤退」という衝撃的なニュースが飛び込んでこなければ、25万人に影響が出たとみられる東海道新幹線の保守車両の衝突、脱線事故のほうが大きく報じられたことだろう。

それでも、きょうの各紙には「東海道新幹線終日運休」などと1面準トップで伝えているほか、社会面のトップで「夏休み早々、足止め、乗客猛暑の駅でぐったり」(読売)や「夏休み直撃、ぐったり」(朝日)、さらに「大動脈分断乗客疲弊」(毎日)、「酷暑の駅、ぐったり」(産経)などと、本格的な夏休みシーズンを迎えて、家族連れの帰省や外国人観光客など、猛暑と重なり疲労感に包まれたレポートが目立った。

もっとも、運転を見合わせていた東海道新幹線の浜松~名古屋間の運転は、きょうの始発から再開されたようだが、各紙の見出しにもあった「ぐったり」は、新幹線の利用客ばかりではない。22日は全国288地点で35度以上の「猛暑日」を記録し、今年最多となったそうだ。きょうも各地で猛暑日が見込まれ、すでに東京など41地点に熱中症警戒アラートが発令されており、くれぐれもご自愛ください。

2024年7月23日付

●バイデン氏撤退、ハリス氏後継有力、米大統領選 (読売・1面)

●東海道新幹線終日運休、浜松―名古屋、25万人影響、保守車両脱線(読売・1面)

●保険金不正「調査打ち切り」旧ビッグモーター損保側に通知、存続会社 (読売・7面)

●岸田首相続投74%望まず、内閣支持率微増26%、本社世論調査(朝日・4面)

●雨も氷上も全天候対応タイヤ、住友ゴム発売へ (朝日・5面)

●三菱自「北米収益源に」売上高比3割、東南ア苦戦、新車倍増(日経・12面)

●グッドイヤーの鉱山用タイヤ事業、横浜ゴム、1400億円で買収 (日経・2面)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。