三菱自動車のタイ部門は7月23日、新型『トライトン』用の新開発「4N16」ターボディーゼルエンジンとパワートレインセット2台をチェンライ工業・地域教育専門学校に寄贈した、と発表した。
この寄贈は、現代の自動車技術の変化に対応できる知識と能力を持つ職業人材の育成を強化し、雇用機会とキャリアの向上を目指すものだ。
最新の4N16ターボディーゼルエンジンは、新型トライトンに搭載されており、他の車両のパワートレインセットと共に、学生に最新の自動車技術を学ぶための教材として使用される。これにより、自動車工学の学生は、グローバルな自動車メーカーが現在使用している最先端技術について深い理解と洞察を得ることができる。
このエンジン寄贈プロジェクトは2015年に設立され、持続可能な人材プールの育成を目指す同社のコミットメントに沿ったものだ。また、同社のCSR活動の一環として「タイ社会と共に貢献し成長する」を掲げ、教育、環境、健康の3つの柱を支援している。
新開発の4N16型クリーンディーゼルエンジンは、用途に応じた3種類の出力の異なる仕様を設定する。高出力仕様には新型ターボチャージャーと新燃焼システムを採用し、150kWの最高出力と470Nmの最大トルクを約1500rpmからフラットに発生する。標準仕様では最高出力135kW/最大トルク430Nmと、最高出力110kW/最大トルク330Nmの2仕様のエンジンを設定。いずれもタービン容量を可変制御するVGターボチャージャーを採用している。
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