2023年11月に発売されたスーパーハイトワゴンのスペーシア。そのスペーシアにSUVテイストの「スペーシアギア」が追加されることになった。初代スペーシアに続いての2代目となるが、今回はなんと縦6本のスリットが入ったジムニー顔! 同じクロスオーバーSUVテイストのN-BOX JOYとの密かな熱いバトルに注目!

文:ベストカーWeb編集部/写真:スズキ、ベストカーWeb編集部

■スーパーワゴンのスペーシアにクロスオーバーSUVスタイルのスペーシアギア

コンテナをイメージした2代目スペーシアからさらにクロスオーバーSUVスタイルとしたスペーシアギア

 2024年5月の軽自動車新車販売台数においてN-BOXを抜いてNO.1となったものの、6月はまたN-BOXに抜き返されるなど、N-BOXとスペーシアは熾烈なデッドヒートが続いている。

 そんななか、スペーシアにクロスオーバーSUVスタイルの「スペーシアギア」が追加設定されることになった。7月25日からスズキの公式ティザーサイトが開設されている。

 先代スペーシアにも設定されていたギアだが、今回の2代目ギアのフロントマスクは強面! なんと本格クロカン四駆のような縦グリルで、クロームメッキの縦6本スリットが入っている。ジムニーのグリルを移植したのでは思ったが、よく見ると違う。スペーシアギアのグリルのほうが迫力がある。

先代スペーシアギア

 エクテリアは、丸型のヘッドランプ、フロントグリル、フロント&リアバンパー、サイドドアガーニッシュ、ルーフ色などをガンメタリック色に統一した専用装備や、積載に便利なルーフレールの標準装備により、SUVらしいタフでアクティブなデザインとした。

 室内を見ると、ブラックとカーキの2トーンカラーとなっており、先代にあったオレンジのアクセントは採用されていない。インパネアッパーボックスは先代ではツールボックスをイメージした形状だったが、新型はコンテナボックスをイメージした外観に似たデザインとなっている。

ブラックを基調としカーキをアクセントカラーとしている

 そのほか標準車にも設定されているフラップの位置や角度を調整することでオットマンや走行中の安定した姿勢をサポートする「マルチユースフラップ」をはじめ、撥水加工ファブリックシート、電動パーキングブレーキ、ステアリングヒーター、防汚タイプのラゲッジフロアを装備。

標準車に用意されているマルチユースフラップも標準装備

 ガンメタリックルーフとなる2トーンカラーは、ミモザイエローパールメタリック、ソフトベージュメタリック、オフブルーメタリック、クールカーキパールメタリック、デニムブルーメタリック、フェニックスレッドパールの6色。モノトーンカラーはモスグレーメタリック、ピュアホワイトパール、ブルーイッシュブラックパールの3色。

樹脂製バンパーやシルバーのアンダーガードがSUVらしさをアピール

■発売は9月末、価格はスペーシアカスタムと同程度

どうですか、まるで本格的なクロカン四駆のような強面顔

 スペーシアギアの発売時期、価格はメーカーのスズキからは明らかにされていない。独自調査したところ、発売は2024年9月末頃、価格は現行スペーシアカスタムの同程度ということだった。

 先代モデルのスペーシアギアはハイブリッドXZ、ハイブリッドXZターボの2つのラインナップだった。今回もNAとターボのラインナップになる可能性が高い。

 スペーシアカスタムと価格は同程度ということだから、スペーシアギアの価格は約199万5400~207万3500円ということになる(あくまでもBCweb予想)。

 ちなみにほぼ同時期の2024年末にはホンダN-BOX JOYという、N-BOXのクロスオーバーSUVも発売されるので、熱いバトルが起きるのは必至! こちらも必見だ!

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