警察庁が調査した令和5年末の「運転免許保有者数」。65歳以上は全体の24.2%で、約4人にひとり。「なるほどね」という感じではある。一方で、20代~30代の運転免許保有者の割合は全体の26.9%と意外と高いじゃないか! 「若者のクルマ離れ」というキーワードはどこへ行った!?
文:ベストカーWeb編集部/写真:Adobe Stock、ベストカーWeb編集部
■さらに全体の12.2%が20代の若者。62歳の筆者「うれしいなぁ」
警察庁調べの「運転免許保有者数」というデータ。50代など年齢別に数字が出ており、なかなか興味深い。
そのなかで「おおっ!」と、筆者の目に留まったのが冒頭に挙げた数値。最近の若い人、クルマに興味なさそうだものね……と勝手に思っていたが、20代~30代の運転免許保有者は26.9%と「高めだね!」と知った次第。
「30代が若者?」というご意見もございましょうが(汗)、62歳の筆者からすれば充分若い! それに加え、30代は意外とクルマに興味を持たない世代ということを耳にしたことがあるので、あえて30代も合算したというワケ。
そして、20代だけなら12.2%!!
一見低い割合のように思えるが、運転免許証を持つ10人にひとり以上が20代の若者なんですよ。この数値も意外と高いじゃないですか!! 志向や生活、趣味が多様化する現代を生きる20代が、こんなにも運転免許に興味を持っていることに、オジサン筆者はうれしいかぎりなんです!
ま、身分証明書代わりとして運転免許を取得したという若者もいるとは思うけど……。
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Amazonの情報を掲載しています■一方で、「高齢者」はクルマから離れたがらない傾向がある
「運転免許証を持つ10人にひとり以上が20代」というこの数値を見るかぎり、若者のみなさんが積極的にクルマから離れている……という感じを受けない。
反面、「高齢者」はクルマから離れたがらない傾向がある。特に電車や地下鉄、バスなどの交通網が整備されていない地方部で生活する高齢者にとって、クルマは生活するうえで重要な移動手段。その必要性、筆者にも充分わかります!
だが、75歳以上の高齢ドライバーによる死亡事故の割合が上昇していることも事実。その背景に「認知症」の影響が少なくないという現状を踏まえ、義務化されているのが「認知機能検査」だ。
75歳以上は、運転免許更新時にこの「認知機能検査」を受検し、合格しないと免許更新されないという仕組みになっている。
■「脳活」をして脳を鍛えれば、難易度高い「認知機能検査」も合格だ!
わかりやすく言うと、「認知症の疑い」がある高齢ドライバー、あるいは「認知症」の高齢者がハンドルを握ることを避けてもらう措置(検査)。それだけに検査内容は、高齢者にとって難易度は高い。
上で紹介しているのが「認知機能検査」とほぼ同じもの。受検内容を簡単にいうと、このようなイラスト、合計16枚を約4分で記憶し、「その16枚には何が描かれていたか?」を解答するというもの。正直……難しいですよね(汗)。
「認知機能検査に合格するためには脳活が有効となります」。
そう話すのは、脳神経内科専門医・塚本 浩先生。現在、東京医科大学茨城医療センターで脳神経疾患の専門診療に携わりながら、認知症の早期発見や予防研究も行う、脳神経内科の専門医。
「脳は使えば使うほど鍛えられ、老化のスピードを遅らせることができます。脳を鍛える方法として脳活ドリルはいいですね」(塚本先生)
日頃から脳を鍛え、難易度の高い「認知機能検査」に一発合格!! 高齢者にとって「脳活ドリル」は強い味方になるはず!
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ISBN:978-4-06-535658-6
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