キャデラックは7月30日、高性能セダン『CT5-Vブラックウィング』の2025年モデルを米国で発表した。

2025年モデルでは、新たに「プリシジョン・パッケージ」を導入する。このパッケージは、車両の動的な挙動を全ての道路およびサーキットで向上させるために開発されている。

新しいシャシーパッケージは、走行の精度を向上させ、コーナリング速度を増加させる。これにより、サーキットでの性能を求めるドライビングエンスージアストに対して、キャデラックブランドの持つラグジュアリーと洗練さを損なうことなくパフォーマンスを向上させる。

キャデラック CT5-V ブラックウィングの2025年モデル

プリシジョン・パッケージでは、スプリングレートの増加、フロントスタビライザーバーの大型化、サスペンションブッシュの改良を実施。サーキット向けのホイールアライメントを可能にする新しいフロントステアリングナックルとリアサスペンショントーリンクを採用した。マグネライドダンパー、ステアリング、シャシーコントロール、電子制御リミテッドスリップディファレンシャル(eLSD)には、専用チューンが施される。カーボンセラミックブレーキパッケージも用意した。

これらの改良により、コーナーのアペックスへのステアリング精度が向上し、コーナー出口での安定性が増し、スピリットドライビングシチュエーションでの路面感覚が向上するという。

6.2リットルV型8気筒ガソリンスーパーチャージャーエンジンは、吸気効率の引き上げと改良された排気システムによって、最大出力668hp、最大トルク91.1kgmを獲得する。トランスミッションは、6速MTが標準で、10速ATがオプション。0~96km/h加速が3.7秒。最高速は322km/hに到達する。

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