ボルボは8月6日、将来のビジョン「ゼロアクシデント」を強化するため、最新のバス用アクティブセーフティシステム(SSA)をブラジルで導入すると発表した。

SSAをはじめ、多くの機能が6×2および8×2の長距離バスに標準装備されている。

SSAは、交通状況やバスの周囲の情報を管理する技術パッケージであり、衝突を防ぐために設計されている。前方死角警報は、バスの前方にいる歩行者や物体を検知し、運転手に通知する。交通標識アシスタントは、交通標識を認識し、パネルに表示。速度制限の変更時には音声警告を発する。

また、疲労検知は、車線内の位置を監視し、注意散漫や眠気を検知すると警告を発する。側方死角警報は、バスの側面にいる脆弱な道路利用者を検知し、運転手に通知する。タイヤ圧力モニタリングは、タイヤの圧力が安全レベルを下回ると警告を発する。

さらに、衝突の危険がある場合に視覚および音声で警告し、自動ブレーキを作動させる。車線を逸脱した場合には、運転手に警告する。アダプティブクルーズコントロールは、前方車両との安全距離を自動的に保つ。電動ブレーキシステムは、各アクスルと車輪のブレーキ圧を調整し、効率的なブレーキを実現。振動シートは衝突の危険がある場合に運転席を振動させて警告する。

その他の新機能として、6×2および8×2には、燃料消費を最大5%削減する新しいオーバードライブオプションや、総ブレーキ能力を最大900cvに向上させる新型リターダー、操作性と運転手の快適性を向上させる新型I-Shiftレバーが採用されている。

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