米国のULソリューションズは8月7日、先進バッテリー試験ラボをミシガン州オーバーンヒルズに開設した、と発表した。この施設は、米国で最も広範なEV、ハイブリッド車および産業用バッテリー試験ラボの一つになるという。
新施設は、ULソリューションズ史上最大の投資であり、バッテリーメーカーがエネルギー貯蔵製品の安全性と信頼性を向上させるための支援を目的としている。これは、進化するバッテリー技術に対応するためのULソリューションズのグローバルネットワークの一部であり、電動化とクリーンエネルギーへの世界的な動向が自動車業界を含む多くの産業に影響を与える中での戦略的優先事項になるという。
新しい試験ラボは、デトロイト近郊のオーバーンヒルズ・オークランド・テクノロジーパーク複合施設内に位置している。ここには最先端のバッテリー試験装置が設置されており、自動車および産業用のオリジナル機器メーカー(OEM)やそのサプライヤーに対して、安全性と性能の試験を行う。
ULソリューションズの専門家がこの施設で多様な安全性と性能試験を実施する。試験のポートフォリオは業界で最も広範であり、熱火災伝播、電気的、機械的な耐久テスト、環境試験などが含まれる。これらの試験は、ULおよび国際電気標準会議(IEC)の基準、国連(UN)の目標とイニシアチブ、自動車技術者協会(SAE)およびOEMの仕様に基づいて行われる。
このバッテリー試験ラボは、ULソリューションズのグローバルな試験施設ネットワークに新たに加わり、バッテリー技術に焦点を当てた試験を強化する。
ULソリューションズは、応用安全科学の世界的リーダーであり、110か国以上で顧客の安全性、セキュリティ、持続可能性の課題を機会に変えるサービスを提供している。試験、検査、認証サービスに加え、ソフトウェア製品やアドバイザリーサービスも行い、顧客の製品イノベーションとビジネス成長を支援している。ULマークは顧客製品の信頼の象徴であり、安全性向上への揺るぎないコミットメントを反映したものだとしている。
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