アウトドアイベントを行うに適した季節になってきた。特にキャンプは夏のアウトドアの定番だろう。だがマイカーはキャンプには適さない、はたまた新幹線で旅行した先でキャンプを楽しみたい、そんな思いを引き受ける素敵なサービスが宮城で誕生した。宮城のキャンプは、トヨタレンタリース宮城におまかせあれ。

文:佐々木 亘/写真:ベストカー編集部

■キャンピングカーのレンタル、他にはあれど選ぶならば…..

え、車中泊余裕じゃん…..ほぼ家と変わらない寝室スペース

 コロナ禍を経て、アウトドアレジャーの需要が増えたことから、昨今はキャンピングカーのレンタルが、さほど珍しいものではなくなった。しかし、トヨタレンタリースがキャンピングカーのレンタルを始めたとなれば話は別である。

 2024年4月からキャンピングカーのレンタルを始めたのは、宮城県内に16店舗を構えるトヨタレンタリース宮城だ。まずは1台、ハイエースのスーパーGLをベースにした、ライトキャンピングカーを準備しているという。

 一般的なキャンピングカーのレンタルと、何が大きく違うかというと、トヨタレンタリース宮城の広域な店舗網を使えるということ。従来までのキャンピングレンタカーでは、遠方の貸し出すお店までクルマを取りに行くという工程が発生していたが、トヨタレンタリースならそんなことは無い。

 ハイエースのライトキャンピングカーを受け取れる場所は、トヨタレンタリース宮城の核店舗。ユーザーの使いやすいところで受け取れるというわけ。新幹線で宮城に来るなら仙台駅や古川駅近くのお店で、空路で仙台空港へ着いても仙台空港店で、すぐにレンタカーへ乗り換えられる。

 もちろん、キャンプ場近くの店舗を指定したっていいわけだ。この利便性の良さは、夏の小旅行などにピッタリだろう。遠方レジャーの楽しみを、広げてくれる存在になる。

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■タープにカーテン、ポータブル電源まで⁉十分すぎるって!

機能性とカッコいいを備えた足元が、最高にクール

 それでは、レンタルできる車両を詳しく見ていこう。

 ライトキャンピングカーのベースになっているのは、ハイエースのスーパーGL。乗車定員は5名となっている。ボディカラーはレンタカーにありがちな白ではなく、ボルドーマイカメタリックを使用しているところがイイ。

 足元には、車外ホイールと横浜タイヤのジオランダーA/T G015を装着。オールテレーンタイヤを履き、少々のマッド路面なら走っていける。ホワイトレターになっているのも気分を上げるだろう。

 エクステリアには、オーニングタープを付けた。キャンプでは、日よけやちょっとした軒先として大活躍するはずだ。

 車内には、ベッドキット・セカンドシート用テーブル・室内カーテン・防虫ネットを備える。クルマと一緒ポータブル電源も貸してくれる親切さが嬉しい。ユーザーの自身で用意するものは、ベッドマットと毛布くらいか。あとは、外で使う折り畳みのイスやテーブルがあれば事足りそう。

 ここまで付いていて、レンタル料は6時間1万2100円から。レンタル期間は、最長72時間以内となっている。

 海へ、山へ、車中泊に使っても良さそうだ。キャンプに使えるクルマが無いと、悩んでいるパパにも、良い相棒となるに違いない。

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■最高のアウトドアレジャーを、クルマと共に…..

カーテン&防虫ネット。ここに虫の入る余地はありません

 キャンピングカー、この車両開発の原点は、コロナ禍で注目された、ワーケーションに使えるレンタカーを作ろうという思いにあるという。

 レンタカーは、レジャーはもちろんだが、仕事の相棒としても選ばれることが多い。いつもと違う環境で楽しく仕事をしながら、アウトドアレジャーを楽しめるクルマを作った。

 とはいえ、まだまだ認知度の低いハイエースライトキャンピングカー。今のところ、取り扱いは1台だけだが、今後の稼働状況次第では増車することも考えているという。

 また、より小規模なキャンプにも使いやすい、プロボックスベースのキャンピングカーを作ることも、考えの一つにあるということだ。

 レンタカーという枠組みが決まった中でも、こうした発想は面白いし、ユーザーの大きな利益になるだろう。他県のトヨタレンタリースでも、こうした取り組みが広がっていくと、キャンプやアウトドアレジャーの裾野が、さらに広がっていくのではないだろうか。

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