米国のアルキメデス・ディフェンスは8月16日、テスラ『サイバートラック』向けの防弾装甲パッケージ「STING」を発表した。

アルキメデス・ディフェンスは、政府や防衛用途向けの高出力ソリューションを手がける。今回、テスラ車のアップグレードで知られるアンプラグド・パフォーマンスおよびそのフリート部門UP.FITと提携した。この提携により、サイバートラック向けの防弾装甲パッケージのSTINGを開発。STINGでは、政府および民間利用のためのアップアーマーと発電機を装備できる。

STINGパッケージは、アンプラグドの既存のINVINCIBLEオフロードコンポーネントをベースにしており、オフグリッドでの再充電能力と車両乗員の保護を最大化するために3つの仕様が用意されている。

テスラ・サイバートラックの防弾装甲仕様

「STING Baja」は、UP INVINCIBLEオフロードパッケージに加え、Starlink接続とフロントトランクに搭載された軽量コンパクトなAMP Drive G125TM航空由来の800V発電機を備えている。この発電機はジェット燃料で動作し、最大125kWのスーパーチャージが可能で、他の車両への救援充電も行える。

「STING Protector」は、UP INVINCIBLEオフロードパッケージに加え、7.62mmアサルトライフル弾を防ぐスチール製アーマープレートを装備している。個人、企業、政府の中程度の脅威環境での使用を想定している。

テスラ・サイバートラックの防弾装甲仕様

「STING APC」は、IED/地雷防護と14.5mm重機関銃弾を防ぐセラミックアーマープレートを追加し、最も過酷な戦術環境での使用を想定している。オプションの発電機により長時間のミッションが可能。

これらのSTINGパッケージは、アルキメデスを通じて予約注文が可能であり、警察用途向けのサイバートラックはUP.FITから購入できる。アンプラグド・パフォーマンスのINVINCIBLEパーツも単独で注文可能だ。

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