オランダに本拠を置くAdyenは8月19日、BMWグループとのパートナーシップを拡大すると発表した。
Adyenは、BMWグループの顧客エンゲージメントとショッピング体験のニーズに応えるため、カスタマイズされた決済ソリューションを開発し、グローバルでのeコマース提携を成功へと導く。
Adyenは、世界有数のブランドや企業と長年にわたって提携してきた実績がある。BMWグループとのパートナーシップの拡大は、カスタマイズされた決済ソリューションを開発し、革新的なテクノロジーを提供するAdyenの能力への自動車業界の信頼を示しているという。Adyenは、大手企業に最適なフィンテックプラットフォームであり、エンドツーエンドの決済機能、データに基づく洞察、金融商品を単一のグローバルソリューションとして提供することで、企業がより迅速に目標を達成できるよう支援している。
AdyenのPOS(販売時点情報管理)ソリューションが、BMWのシステムに統合されたことで、BMWグループはBMWヴェルトとBMWミュージアムにおいて、オフライン環境でもシームレスかつ業界最高水準の決済体験を実現できるようになった。
過去数年にわたり、AdyenはBMWグループが36カ国で展開するグローバルeコマースの決済パートナーとして選ばれている。Adyenは、ヨーロッパ、オーストラリア、マレーシア、シンガポール、韓国、日本、ブラジルなどの市場で、ConnectedDrive Storeのクレジットカード決済をサポートしている。
Adyenのグローバルで標準化されたプラットフォームは、各地域の市場要件に対応し、その地域で好まれる決済手段を用意することができる。BMWの顧客は、オランダのiDeal、スイスのTWINT、スウェーデンのSwishなどの現地決済手段も利用可能だ。
Adyenとのパートナーシップは、BMWの顧客にシームレスでグローバルに一貫したプレミアムな決済体験を実現するための第一歩だ。BMWヴェルトとミュンヘンのBMWミュージアムにおいて、Adyenによる初のPOS決済処理が開始されたことで、オンラインとオフラインのチャネルをAdyenのプラットフォーム上で接続し、両チャネルを統合したレポート機能をはじめ、多くのメリットを享受できるという。
さらに、Adyenは統合された分析ツールやリアルタイムの取引概要などの革新的な機能を用意しているため、BMWグループは顧客の決済に関する傾向を把握し、充分な情報に基づいたビジネス上の意思決定を行うことができる。POS領域ではさらなる決済手段の拡充も予定されており、Apple PayやGoogle Payでの支払いも近日中に利用可能になる予定だ。
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