メルセデスベンツは、8月15~18日に米国で開催された「ペブルビーチ・オートモーティブ・ウィーク2024」に、ロータリーエンジンを搭載した1970年製の実験車『C111-II』を出展した。8月15日には、クラシックカーによる100kmツアーを完走している。

C111-IIには、ロータリーエンジンを搭載。この実験車両は1969年9月の世界初公開時にも大きな話題となったが、今回のペブルビーチ・オートモーティブ・ウィークでも再び注目を浴びた。

ロータリーエンジンを搭載したメルセデスベンツ C111-II

ペブルビーチ・コンクール・デレガンスのチェアマン、サンドラ・ボタン氏は「メルセデスベンツ・クラシックがオリジナルのC111を展示してくれたことに非常に感謝している。この車はそのデザインの基礎を築いたものであり、今でもその重要性は変わらない」と述べた。

また、メルセデス・ベンツ・ヘリテージ部門のマーカス・ブレイトシュヴェルトCEOは、「1970年のC111-IIは、エンジン技術と軽量構造の分野で技術的な限界を押し広げた例」と語った。

ロータリーエンジンを搭載したメルセデスベンツ C111-II

1970年製のC111-IIは、メルセデスベンツのクラシックカーコレクションから選ばれ、8月15日のペブルビーチ・ツアー・デレガンスに参加。100kmのルートを完走している。

C111-IIには、4ローターが搭載され、最大出力350hp、最高速度300km/hを誇る未来的なスーパースポーツカーだった。メルセデスベンツ・クラシックセンターによって、入念にレストアされ、再び蘇っている。

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