英国Protean Electric(以下、Protean)は8月27日、インホイールモーター(IWM)の新型、ProteanDrive Generation 5(Pd18 Gen5)が、厳格な検証プログラムを完了し、業界最高の性能を達成した、と発表した。
Pd18 Gen5は、18インチのIWMで1500Nmのピークトルクを実現し、業界の新たな基準を打ち立てたという。
Proteanは、Pd18 Gen5が全ての関連法規、規制、およびOEM基準を満たすための包括的な検証プログラムを完了したことを確認した。この過程で、80以上のIWMを使用し、64のテストプログラムを実施した。これにより、Pd18 Gen5は18インチのホイールに統合されたインバーターを備え、1500Nmのピークトルクを発揮することが確認された。
英Protean Electricの新型インホイールモーターPd18 Gen5は、Proteanの15年以上にわたる研究と700人を超えるエンジニアリング経験を結集して設計、テスト、製造。主流の自動車用途に向けて開発され、15年および30万kmの耐久性要件を満たしている。さらに、ISO26262の安全基準に準拠し、ASIL-Dの危険を軽減する設計が施されている。
この新型IWMは、中国天津にあるProteanの製造施設でIATF 16949認証を受けて生産される。現在、Proteanは複数の自動車メーカーおよびアフターマーケット企業と協力しており、需要の増加に応じて生産を拡大する計画だ。
Pd18 Gen5はモジュラー構成で設計されており、新製品のバリエーションを迅速に開発することが可能。これには、統合型および分離型インバーターの提供が含まれ、400Vdcの製品が現在利用可能であり、2024年末までに800Vdcの製品も用意される予定だ。
Proteanは、2024年9月4~5日にかけて英国UTACミルブルックで開催される「Cenex Expo 2024」でPd18 Gen 5を展示する予定だ。
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