シビックといえばタイプRが注目の的だが、ノーマルモデルのポテンシャルだって相当なもの。そこでホンダアクセスの手がけるモデューロが、ノーマルシビック向けのウイングタイプテールゲートスポイラーの試作品を公開した。あの「実効空力」がより身近に味わえるぜ!
文/ベストカーWeb編集部、写真/ホンダアクセス
■ノーマルシビックにも実効空力を!
街乗りやロングドライブで味わえる空力の効果をアピールしてきたモデューロ。そういった空力を「実効空力」と名付けてさまざまな取り組みを行ってきたわけだが、シビック・タイプRについては純正アクセサリーのテールゲートスポイラーを発売し、実効空力のシンボル的な存在としてきた。
そのタイプRの実効空力をノーマルモデルのシビックユーザーにも味わってもらおうと、モデューロは新たなテールゲートスポイラーの開発に注力してきた。
その開発過程は、2023年の東京オートサロンや、2024年3月に開かれた「モデューロ30周年記念エキスポVol.1」でもチラ見せできたわけだが、ようやく市販品へと繋がる試作品の姿が公開された。
開発にあたっては、ホンダの鷹栖プルービンググラウンドを中心に、ホンダアクセスの開発メンバーとModulo開発アドバイザーの土屋圭市氏で徹底的に走り込み、FL1/FL4のボディー形状に合わせて、実効空力性能を磨き上げたという。
スポイラー下面にはタイプR純正アクセサリー「テールゲートスポイラー」と同様にシェブロン(鋸歯)形状の実効空力デバイスが搭載されているが、ウイング全体の形状がFL1/FL4向けに最適化されている点がミソ。ちなみにシェブロン形状の実効空力デバイスについては、現在特許出願中だそうだ。
シビックオーナーには「すでに純正アクセサリーのテールゲートスポイラーを付けてるよ」という人もいるかもしれないが、そんな人にもニュースがある。新しいウイングタイプのテールゲートスポイラーは台座部分が共用できるため、台座を除いた交換キットの発売も予定しているということだ。
タイプRの純正アクセサリーはドライカーボン製だったが、新たなノーマルシビック用はリーズナブルな樹脂製になる。今のところ価格は未定だが、2024年中には発売されるというから、首を長くして待ちたい!
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