自動車に置いて切っても切れないのが車重問題。最近ではBEVのスポーツカーも登場したりとますます重くなっている。そこで今回は、車重1700kg超と1700kg以下の2クラスに分け、最大トルク比較を行う。数値が同じ場合は車重が軽いほうを上位とするゾ。

※本稿は2024年7月のものです
文:ベストカー編集部/写真:ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2024年8月26日号

■車重1700kg超級:このクラスの最大トルクは強烈!!

ウエイトリフティング・車重1700kg超級の金メダルはメルセデスベンツAMG S63 Eパフォーマンス。V8ターボ(612ps/91.8kgm)+モーターでシステムトルクは145.9kgm。車重は2680kg

 上位4台が最大トルク100kgm超えとは……。特に金メダルのベンツAMG S63、銀メダルのタイカンGTターボはもうクルマのトルクじゃないよね。でもこれが安心・安全に運転できる。運転支援装置、電子制御技術の進化のたまものだ。

 日本車ナンバーワンはランクル300ディーゼルの71.4kgm。これはこれで凄いけど、このクラスでは予選落ちって感じ。

●ウエイトリフティング・車重1700kg超級(最大トルク)
・金メダル:メルセデスベンツAMG S63 Eパフォーマンス:145.9kgm
・銀メダル:ポルシェ タイカンターボGT:132.6kgm
・銅メダル:BMW i7 M70 xDrive:103.5kgm
・4位:ロータス エレトレ:100.4kgm
・5位:アウディ e-tron Sスポーツバック:99.2kgm
・6位:メルセデスベンツAMG EQS53 4MATIC+:96.9kgm

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■車重1700kg以下級:上のクラスに匹敵する強者揃い

ウエイトリフティング・車重1700kg以下級の金メダルはフェラーリ SF90ストラダーレ。6.5L、V12(825ps/73.9kgm)+149ps×3モーターのPHEVでシステムトルクは91.8kgm

 このクラスでは純ガソリンターボ系が猛威を振るうなか、熾烈な争いを制したのはV8+3モーターでシステムトルク91.8kgmをマークしたSF90ストラダーレ。750Sは車重の軽さで銀メダルゲット。ちなみにこのクラスの日本車トップはフェアレディZ NISMOで最大トルク53.0kgm。

●ウエイトリフティング・車重1700kg以下級(最大トルク)
・金メダル:フェラーリ SF90ストラダーレ:91.8kgm
・銀メダル:マクラーレン 750S:81.6kgm(1277kg)
・銅メダル:ポルシェ 911ターボS:81.6kgm(1640kg)
・4位:アストンマーティン DB12:81.6kgm(1685kg)
・5位:フェラーリ ローマ:77.5kgm
・6位:マセラティ MC20:74.4kgm

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