ダンプカーを20人が入れるバスタブに!? ダイムラーの若手エンジニアが本気の改造

ダイムラー・トラックは8月30日、30名の若手技術者が3週間で古いダンプカーを移動式バスタブに改造した、と発表した。YouTubeで公開された動画は、1週間で既に160万回以上再生されている。

このプロジェクトでは、YouTuber「The Real Life Guys」と共同で、創造的かつ独創的な方法で技術力を発揮した。このバスタブは約22立方mの水を保持し、同時に20人以上が入浴できる。

この移動式バスタブには、最新のプール技術に加え、瞬間湯沸かし器付きの薪ストーブ、快適なシート、直径約1mの巨大なシャワーヘッドが設置されている。バスタブはトラクターユニットに連結され、通常のトラックトレーラーのように移動できる。

ダイムラー・トラックのマンハイム拠点の消防隊によってバスタブに水が注入され、プールパーティー形式でお披露目された。その後、この移動式バスタブはドイツのライプツィヒ近郊のグレーフェンハイニッヒェンで開催された「MACHERフェスティバル」に向かった。

「The Real Life Guys」はこのプロジェクトの製作過程を映像に記録し、YouTubeチャンネルで公開。公開から1週間で、この動画は既に160万回以上再生されている。

ダイムラー・トラックのマンハイムの職業訓練責任者であるブリッタ・バイリング氏は、「古いダンプカーを移動式バスタブに改造することで、若手技術者はその技術力を見事に示した。また、ダイムラー・トラックとダイムラー・バスの職業訓練の多様性と革新力も強調された。インフルエンサーとの創造的なコラボレーションは、ソーシャルメディアを通じて就職希望者にアピールする素晴らしい方法」と述べた。

マンハイム拠点では、現在約350名の若者が職業訓練やデュアルスタディプログラムを受けている。訓練は倉庫物流専門家、生産機械工、自動車メカトロニクス技術者、メカトロニクス技術者、切削機械オペレーターの5つの技術職種と、6つのデュアルスタディプログラムで行われている。

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