完全電動自動車ブランドであるスマートは、オーストラリアのバイロンベイで開催されたワールドプレミアイベントで、新型『スマート#5』を発表した。この新型車は、スマートの電動ポートフォリオにおける3番目の車両であり、プレミアムミッドサイズSUV市場に新たに参入することとなる。

「スマート#5」は、最新の電動ドライブシステム、先進運転支援システム(ADAS)技術、そしてシームレスでインテリジェントなコックピットを備えている。これにより、世界中の多様な顧客ニーズに応えることができる。

「スマート#5」は、メルセデス・ベンツによってデザインされ、パノラマハロルーフやフレームレスドア、短い前後オーバーハングなど、スマートらしいデザイン要素を取り入れている。ホイールベースは2900mm、全長は4705mmである。

スマートらしい、まとまったデザイン

技術面では、AMD V2000高性能チップを搭載し、プレミアムなユーザー体験を提供する。さらに、800ボルトのプラットフォームにより、充電速度と航続距離が向上しており、100kWhバッテリーは15分で70%まで充電可能で、最大740kmの航続距離を実現している。

新型「スマート#5」は、アウトドア志向の機能と統合された装備アクセサリーを備えており、未舗装道路でも性能を発揮する。外装にはルーフライトバーや電動トレーラーヒッチ、アドベンチャラーズコレクションパッケージが含まれている。

インテリアは、ゼログラビティシートや高性能エンターテインメントシステムなど、快適性と技術が融合した空間を提供する。25.6インチの拡張現実ヘッドアップディスプレイや10.3インチのフルカラーUltra HD LCDインストルメントクラスター、13インチのAMOLED 2.5Kディスプレイが搭載されている。

最新装備で充実のインテリア。ゼンハイザーとコラボしたオーディオがつく。

スマートは、アメリカの自転車ブランドであるトレックとドイツのアウトドアブランドのハイムプラネットとの新たなパートナーシップも発表し、アウトドアプレミアムの概念を再定義する製品を開発している。

ハイムプラネットとコラボしたテント。アウトドアプレミアムを目指す。

新型「スマート#5」は、プレミアムな快適性と技術を融合させたインテリジェントな体験を提供し、電動モビリティの新たな可能性を探る一台である。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。