オカムラは、物流倉庫でのパレット保管作業を自動化する新型パレット保管システム「CYBISTOR(サイビスター)自動倉庫タイプ」を9月中に発売する。このシステムは、スタッカークレーンとシャトルを組み合わせ、パレットの入出庫作業を自動化するものだ。
「CYBISTOR自動倉庫タイプ」は、ラック内を走行するシャトルとスタッカークレーンを組み合わせることで、フォークリフトによる入出庫作業を自動化する。これにより、荷物の取り違えや落下による破損などの人的エラーを削減し、製造ラインとの直結が可能となる。また、高所までパレットを運び格納することができるため、高密度保管を実現する。食品・飲料品、日用品、原材料などの少品種大量保管に最適なシステムという。
この新型システムは、9月10~13日に東京ビッグサイトで開催される「国際物流総合展2024」のオカムラブースで展示され、デモンストレーションも行われる。
オカムラは、自動倉庫や搬送・仕分け機器などの物流システム機器の開発・製造、導入・運用支援、アフターサービスなどを一貫して提供している。2015年より販売している「CYBISTOR」は、フォークリフトの通路が不要な高密度保管を実現するパレット保管システムだ。
従来の「CYBISTORフォークリフトタイプ」に加え、新たに「CYBISTOR自動倉庫タイプ」をラインアップすることで、運用や要件に応じた選択が可能となる。
「CYBISTOR自動倉庫タイプ」による入出庫作業の自動化は、ロット単位での管理や少品種大量保管が求められる生産・流通現場におけるスペース不足や人手不足などの課題解決に貢献する。
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