韓国の自動車ブランド「キア」が日本市場に参入する計画だ。
双日は、韓国の自動車メーカー「Kia Corporation（キア）」が開発中のEVバンのラインアップ「PBV（プラットフォーム・ビヨンド・ビークル）」の日本国内における販売総代理店契約を締結したと発表した。2026年春ごろに全国で販売を開始する予定だという。
PBVは、キアがグローバル展開を計画して開発を進めるEVバンのラインアップ。2024年1月に米国・ラスベガスで開催された世界最大規模のテクノロジーの見本市「CES」で初めてコンセプトを発表した。PBV専用のプラットフォームを採用したことで、ユーザーの用途に応じて商品仕様を設定できることが特徴。自由度の高い座席レイアウトや荷室の形状、ドアパターン、バッテリー容量などを選択でき、ビジネスからプライベートまでのさまざまな用途に対応する。
日本では、2026年春ごろに『PV5』の販売を開始し、順次、他のモデルの導入を予定しているという。
「今後、日本においてもEVバンのさらなる普及が見込まれる中、現在、主に都市部での利用が想定されるミドルクラスのバンのラインアップは少なく、市場の拡大や独自性の高い商品に対する需要が期待できる」として日本市場への進出を決めたとしている。双日は、「日本における自動車販売の実績とネットワーク、セールス・マーケティング力などが評価」され日本事業におけるパートナーに選ばれたとしている。
韓国ブランドの日本参入としては2022年に「再上陸」したヒョンデに続く2社目。キアはヒョンデグループ傘下の一ブランド。
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