次期マツダ6と噂される中国長安マツダの「EZ-6」がとうとう発売された。その価格を聞いてぶったまげた。なんと320万円から400万円とな! こりゃもう日本に入れるっきゃない。バカ売れの予感がビンビンするぜ!

文:ベストカーWeb編集部/写真:長安マツダ/マツダ

■BEVは高いという常識とはおさらば!

16万~20万元で先行予約をうたう長安マツダのホームページ

 今年4月の中国・北京ショーで公開された長安マツダ製の電動セダン「EZ-6」が、中国で発売された。長安マツダのホームページをのぞくと、「先行販売」という形で1万台の予約を受け付けている。

 驚くのはその価格だ。EZ-6にはレンジエクステンダー(PHEV)とピュアEVモデル(BEV)があるのだが、サイトを見る限り双方に価格差がなく、どちらも16万~20万元(1元20円で320万~400万円)という値付けがなされている。これが本当なら驚異的な価格だ。

 具体的にラインナップを見ると、EZ-6にはPHEVが4種類、BEVが3種類存在する。

 まずPHEVだが、フロントに1.5Lエンジンを積んでおり、こいつを発電機として使う。バッテリー容量はベースモデルのみ18.9kWh、他は28.4kWhだが、モーター出力は共通で160kW(218ps)/320Nmを発揮する。

 EVモードでの航続可能距離はベースモデルが130km、他は200km、ガソリン満タンなら1300kmのドライブが可能だという。

 いっぽうのBEVはベースモデルが56.1kWh、他は68.8kWhのリン酸鉄電池を積む。モーター出力は190kW(258ps)/320Nm、航続距離はベースモデル「智悦」が480km、他「智雅」「智尊」は600kmだ。バッテリーは充電性能も高く、30%から80%までの充電を15分でこなすという。

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■広島での実車展示は日本導入の布石か?

このカッコよさなら日本でもバカ売れ必至!

 価格面に話を戻すと、16万元という値付けは相当衝撃的だ。たとえば長安マツダではCX-5を12万5800元~19万7800元、CX-50を15万9800元~20万6800元で売っている。

つまりEZ-6はこれら内燃機関モデルと完全に拮抗する値付けを打ち出してきたのだ。長安汽車製のプラットフォームを使い、中国で生産することをフルに生かした効果といえるだろう。

 EZ-6はすでに欧州へ輸出されることが確定している。いっぽう日本では10月末まで、広島のマツダ本社ショールームに車両が展示されていて、誰でも見ることができる。

 この展示が、日本導入への布石であると思いたい。仮に300万円台で輸入されれば、超モダンな電動サルーンとして人気となりそうな気がする。マツダの英断に期待しよう!

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