ヒョンデは9月30日、東京都江東区で10月18日に開催される「第10回バステクin首都圏」に、新型中型電気路線バス『ELEC CITY TOWN』と大型バス『Universe』を出展すると発表した。

「第10回バステクin首都圏」は、日本バス協会主催の「中央技術委員会全国大会」と連携し、バス専門情報誌『バスラマ』を発行するぽると出版が主催するイベントだ。

昨年12月の「第9回バステクin首都圏」では左ハンドルの「ELEC CITY TOWN」が展示され好評を得た。今年5月には大阪府で右ハンドルの試験車輌が公開され、今回の展示では日本の路線バスに必要な機器を装着した右ハンドル車輌が披露される。

新型中型電気路線バスのELEC CITY TOWNは、郊外路線やコミュニティバスでの需要を見込んでおり、環境問題に対応する車両の導入が急務となっている日本市場において重要な役割を果たす。ヒョンデはこのバスを通じてCO2削減に貢献することを目指している。

ELEC CITY TOWNは日本のバス車体規格ガイドラインに準拠し、ワンマン路線バスに必要な装備を備えている。リチウムイオンバッテリーを搭載し、220km以上の航続距離を確保。新規車輌登録後からフロントガラスやサイドミラーの修理・交換サービスも提供される。また、各種安全装置も標準装備されており、乗客の安全を確保する。

さらに、車輌管理の省力化を実現するテレマティクスサービスの導入準備を進めており、バス事業者の車輌故障や修理対応によるダウンタイムを減少させるための対策も講じている。大型観光バスUniverseの部品同様に、国内翌日納品率95%以上を目指して初期部品在庫を準備している。

ヒョンデは、これらの取り組みを通じて日本のバス事業者に対するアフターサービスとノウハウを提供し、公共交通機関の環境問題解決に貢献していく。

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