他メーカーのエンジンを搭載する事例はまぁまぁあるが、その中でも日本車が海外メーカーのエンジンを搭載する事例は異例であろう。その代表的な例が日産 スカイラインにメルセデスベンツのエンジンを搭載したことである。そこで今回は、他メーカーのエンジンを搭載した日本車達を紹介していこう。

※本稿は2024年8月のものです
文:永田恵一/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2024年9月26日号

■さまざまな事情で採用された他社製エンジン

日産 スカイライン200GT-t(2014年)ベンツ製のエンジンを搭載していた

 他社のパワートレーンを搭載した日本車の多くは、資本ないし業務提携によるものである。

 そういったケースで近年インパクトが強かったのは、現行スカイラインへのベンツの2L、直4ターボ搭載だ。

 最近あまり動きはないが、日産&ルノーとメルセデスは2010年から資本提携を結んでおり、このコラボはその一環と、現行スカイラインで廃止になった2.5L・V6を代替することの意味もあった。

 1970年代に、スズキ フロンテにダイハツのエンジンが搭載されたのは、排ガス規制への対応が間に合わなかったためで、一時的なこととはいえ異例だった。

 またトミーカイラへの日産へのエンジン供給は海外でよく見るこの種のクルマらしいもので、同様の例としては光岡オロチのトヨタ製MZ型3.3L・V6の供給もある。

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