マセラティは10月2日、創業家の孫向けに『MC20』のスペシャルモデル「Maserati per Maserati(マセラティのためのマセラティ)」を製作し、納車したと発表した。

この特別モデルは、マセラティの創業者エットーレ・マセラティの孫であるアルベルトとエットーレ兄弟が注文したもの。イタリア・モデナの本社で行われた納車式には創業家の子孫たちが集まった。

『MC20 Maserati per Maserati』は、マセラティのフラッグシップモデルMC20をベースに、特別な仕様を施したものだ。外装は鮮やかなブルーのボディに白のダブルストライプが施され、スポーティな印象を強調している。内装にはアルカンターラとカーボンファイバーを使用し、高級感とスポーティさを両立させている。

エンジンは標準モデルと同じ621hpのV6 ツインターボ「ネットゥーノ」エンジンを搭載。パフォーマンスは変わらないものの、細部にわたるカスタマイズにより、唯一無二の存在となっている。

納車式には、マセラティの歴史を物語る過去の名車『A6』、『6C34』、『6CM』も展示され、新旧のマセラティが一堂に会する貴重な機会となった。

この特別仕様車の製作は、マセラティのカスタマイズプログラム「フォーリセリエ」によるもので、顧客の要望に応じて細部まで作り込むことが可能だ。マセラティは今後も、伝統と革新を融合させた高級スポーツカーの製造を続けていく。

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