韓国のCONNECT TO(コネクト トゥ)はレクサスのブランドコンセプトを体験できるカフェラウンジで日本のLEXUS MEETS……にあたる。そこにモリゾウさんがおもてなしのために作ったMORIZO BARが誕生。その居心地の良さと言ったら言葉にならなかった。

文/写真:ベストカーWeb編集部

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■韓国ではレクサスがトヨタよりも1.75倍売れている

「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」を語り合う場がMORIZO BARだ

 韓国は2023年の販売台数が約173万台と日本市場の約40%。そのうちトヨタブランドは約8000台と日本でのノア1台のひと月の販売台数と変わらず、販売シェアはわずかに0.5%以下と最も低い国の一つだ。いっぽうレクサスは年々販売台数を伸ばしトヨタブランドの1.75倍となる年間1万4000台を販売していてNXやESなどが人気だ。

 なぜトヨタが売れずにレクサスのほうが売れるのか? そこは韓国特有の愛車に対する感情がある。韓国はメルセデスやBMWといったプレミアムブランドがトップ5となるほどの人気だ。さらにヒョンデやキアブランドもミドルクラス以上の高級SUVやセダンが人気だ。

 なぜなのか? 韓国の人たちはクルマを降りた時に、そのクルマが自分の分身のように感じるというくらい、クルマにステイタスを求める傾向が強いからだという。そう考えるとトヨタ車ではなくレクサス車のほうが人気なのもわかる。

 導入が始まったLMは2億ウォン(日本で約2200万円)と価格は日本と大きく変わらずいいお値段だが、高級なミニバンが韓国にはないことから法人を中心に大人気で約8カ月待ちとなっているという。

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■海外で初めて誕生したモリゾウさんのプライベート空間MORIZO BAR

おお~エレクトリファイド・スポーツが展示され、ここが重要な拠点であることを印象付ける

 ソウル市のロッテワールドモールにあるCONNECT TOはレクサスの提案するライフスタイルを体験するカフェラウンジで年間約39万人が訪れ、週末は1日1200人ほどが訪れるという人気ぶりだ。サスティナブルな地域社会を作るため、若手の芸術家の作品を展示したり、若い農家の支援を行ったりしている。

 また6時間という長時間試乗ができるのもCONNECT TOの特徴で、他車との違いをじっくりと体験できるとあって好評だ。

 さらにGRブランドコーナーもあり、トヨタが目指す「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」の想いを象徴する空間となっている。

 そのくつろぎの空間のトビラ一枚向こうに広がるのがMORIZO BARだ。一般のお客様には公開されず、モリゾウさんがVIPをもてなすためのスペースとなっている。

 モリゾウさんが自分の原点だというニュルブルクリンク24時間レースの写真が飾られ、カウンターチェアにはモリゾウさんがニュルを走ったクルマの名前とゼッケンが記され、いつまでもクルマ談義が続けられそうな粋な演出となっている。

 韓国のお客様がリラックスできる空間を提供しようと作られたCONNECT TOは、いたずらに販売台数を追うのではなく、お客様に選ばれるブランドを目指すレクサスのコンセプトが貫かれ、気持ちのいい時間が流れていた。

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