受注を一時停止していた現行フェアレディZが、11月下旬より注文受付を再開する。市場に出回っている台数が非常に少なく、かなりのレアモデルになっているが、果たして今回は手に入れることができるんでしょうね!?

文:ベストカーWeb編集部/写真:NISSAN

■注目度は高いのに全然手に入れられない現実

ローンチイベントでニューヨークのタイムズスクエアを駆け抜けている現行フェアレディZ

 現行フェアレディZが登場したのは2022年のことだった。日本を誇るクルマが2008年ぶりに刷新されるということで、コンセプトモデルがアメリカで発表された時から多くのクルマ好きは大注目。新型の登場を「まだかまだか」と心待ちにしていたのだった。

 そんな期待とは裏腹に、日産は2022年7月に突如受注を一旦停止した。理由は世界的な半導体不足による部品調達の遅延や、新型コロナウイルス感染拡大による物流の停滞、不安定な世界情勢を受けたサプライチェーンの混乱によるものだった。

 その後も抽選販売を再開しては受注一時停止を繰り返しているため、販売から2年が経過した今でも街中で現行フェアレディZの姿を見たこと皆無に等しい。そんなフェアレディZが2025年モデルとなり、11月下旬から新規の注文受付が再開される。本当に気になっている人は、このチャンスを見逃すな!

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■伝統のミッドナイトパープルがマジでイケてる!!

日産の伝統カラーでミッドナイトパープルが新色で追加されている。マジでカッコイイぞ!!

 2025年モデルの変更点は、SOSコールボタンを全グレードに標準装備した点。この変更は、NISMOにも採用されている。また、ボディカラーには伝統のミッドナイトパープルのほか、ワンガンブルーとバイブラントレッド/スーパーブラック 2トーン、ブリリアントホワイトパール/スーパーブラック 2トーンを含む全11色に改められている。

 ただしミッドナイトパープルと432オレンジ、ステルスグレー/スーパーブラック 2トーンの3色は、2025年度中に生産開始が予定されているため、今回の注文受付は対象外。次回の注文受付時に注文可能になるので、注意していただきたい。これまでカタログカラーだったイカヅチイエローとセイランブルーは廃止されている。

 生産できる台数には限りがあるため、上限は500台。NISMOに関してはその中からメーカーによる抽選が実施されるという。受付方法の詳細は各販売会社にお問い合わせいただけると幸いだ。

 今回もかなりの争奪戦が予想されるが、手に入れるためには抽選に応募する以外に方法がないのが、なんとも悲しい。本当にほしい人の手元にわたり、素敵なカーライフを送る。そんなのは、ただの夢物語なのだろうか。

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