フォルクスワーゲンは11月12日、『ゴルフGTI』改良新型を米国で発表した。米国仕様は、S、SE、Autobahn(アウトバーン)の3つのグレードで展開される。

改良新型ゴルフGTIは、従来のドライビング体験を継承しつつ、新鮮なルックスと先進テクノロジーを融合させている。外観の変更点としては、新しいヘッドライトとフロントバンパー、イルミネーション付きロゴ、そして標準装備のライトバーが挙げられる。新色としてアルパインシルバーメタリックとスレートブルーメタリックが加わり、新デザインの19インチアルミホイールと相まって、よりスタイリッシュな印象を与えている。

インテリアは大幅にアップグレードされ、新たに12.9インチの独立型タッチスクリーンを採用。このシステムは、『ID.Buzz』や2024年モデルの『ID.4』と同じ最新のオペレーティングシステムを搭載しており、より高速なソフトウェアと直感的なレイアウトを実現している。さらに、ステアリングホイールの操作性向上のため、触覚式スイッチがハードボタンに置き換えられた。

フォルクスワーゲン・ゴルフ GTI 改良新型

パワートレインは、2.0リットルターボチャージャー付き4気筒TSIエンジンを搭載し、241hpを発揮する。トランスミッションは7速DSGデュアルクラッチオートマチックのみとなり、6速MTは廃止された。

全トリムレベルで標準装備および利用可能な機能が向上し、ベースのSトリムでもナビゲーション、ダイナミックロードサインディスプレイ、ワイヤレスApp-Connectが標準装備となる。また、IQ.DRIVEドライバー支援技術も引き続き全モデルに標準装備される。

この改良新型ゴルフGTIは、フォルクスワーゲンのホットハッチ伝統を受け継ぎつつ、最新のテクノロジーと洗練されたデザインを融合させることで、より幅広い層のドライバーに訴求している。

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