来る10月26日、我々編集部は神奈川の由比ガ浜へと足を運んだ。この日行われた「ホンダビーチクリーン活動」へと参加するためである。と、そもそもビーチクリーン活動って何ぞや!?という人も少なくないだろう。今記事を読めばビーチクリーン活動の意義と雰囲気が丸わかり!! きっとあなたも参加したくなることだろう……
文/写真:ベストカーWeb編集部
■チャレンジすることの楽しさ・素晴らしさ、「ホンダビーチクリーン活動」が生むもの
“素足で歩ける砂浜を次世代へ”というスローガンのもと、2006年からビーチクリーン活動に取り組んでいるのだが、そもそもなぜ自動車メーカーがこうしたことをしているのだろうか。
その理由は、「技術で世の中の役に立ちたい」という、ホンダのモノづくりへの想いにある。クルマやバイクをつくるのも、汚れた砂浜をきれいにするのも、常にこの想いがホンダの従業員の心の中にあるからなのだ。
2006年から始まったビーチクリーン活動は、これまで全国300ヵ所以上で実施。今では年間7千人を超える地域の皆さんとホンダグループがともに行う大規模な活動へと成長した。
また今期からはMPPも採用しさらなる進化を続けており、このようにビーチクリーン活動ではオリジナルの機材たちも大いに活躍する。
が、基本はあくまでも「人の手で拾うこと」。実際に汗を流し、協力しあい、見違えるようになった砂浜の美しさに喜びを感じる。
その体験を通して、「ゴミを捨てない、見つけたら拾う」という意識をみんなが持ってくれるように
なるとホンダは考える。機械はそのサポート役。どんなに技術が進んでも、主役は「人の力」なのだ。
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■今回の舞台は神奈川県の由比ガ浜!!
冒頭にも述べたが、今回我々は10月26日に由比ガ浜にて行われたホンダビーチクリーン活動へと足を運んだ。着くや否や、午前10時だというのに大勢の人が砂浜にいるではないか!!
特に驚いたのは子供たちの人数だ。休日の朝にも関わらず親子で地域貢献しようと浜辺へ足を運ぶ。なんと素晴らしい地域なのだと感心させられた。
後の情報によると、今回の参加者数はなんと約500名!!(うち鎌倉市民 約200名)。これだけの方々が参加して頂けたら、ホンダとしてもこれ以上の幸せはないだろう。
10時になると予定通り開会式がスタート。開会式の挨拶は二輪・パワープロダクツ事業本部長の加藤様、鎌倉市長の松尾様によって行われた。
そしてもう一人、あの超有名な方が今回、協力してくださる運びとなっており、登場すると砂浜は一気に歓声に包まれたのだった。
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■えぇぇぇ!! さかなクンも参加するのぉぉ!?!?
実はホンダは今年4月、「一般社団法人 SD Blue Earth 青い地球を育む会」のキャプテンであるさかなクンを応援団長として迎えたのだ。
背景には、環境問題を次世代とともに学び、“環境を大切にする心”を育むための活動を強化する狙いがある。
このように4月から応援団長を務めているさかなクン。登場時の子供たちのの反応を見るに、これ以上の適任はいないのではないかと思わされる。
開会式を終え集合写真を撮った後は、いよいよビーチクリーン活動の開始だ。約1時間、総勢500名が一斉に清掃活動を行う。この光景は何とも壮観であった。
また取材していて気になったのが上記の道具。何やら参加者の方々が”シャカシャカ”と音をたてながら砂をすくっているではないか。あれはいったい何の意味があるのだろうか?
聞くところによると、こちらの道具の名前は「シャカシャカ」というらしい。シンプル・イズ・ザ・ベスト。子供も大人も一瞬で覚えられそうだ。
こちらの道具はホンダが独自開発した、砂と細かいゴミを効率よくふるい分けるツールである。今回新たに導入することで、これまで分別が難しかった細かいゴミの回収に取り組む。
またシャカシャカは、砂とゴミを一緒にすくって振るだけで誰でも簡単に分別できることをコンセプトに開発。今後、ホンダビーチクリーン活動の中でフィードバックを受けながら進化を図っているそうだ。
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■活動を支えるビーチクリーナー!!
ビーチクリーナーは、ホンダが独自開発し、特許を取得した清掃用機材を、砂浜での走行に適したATVで牽引して清掃を行う、ホンダオリジナルのシステムだ。
1999年、ATV技術者が市場調査の際にさまざまなゴミが散乱している砂浜を見て、“技術で海岸をきれいにしたい”と考えたのをきっかけに開発された。ビーチクリーナーの役割は以下の通りだ。
・サンドレーキ:ゴミをかき集める熊手の役目
・サンドスクリーン(通称「バタバタ」):砂とゴミを分けるふるいの役目
・ゴミ回収ステーション:ゴミを回収・分別
・回転式スクリーン(通称「ぐるぐる」):砂とゴミを分けるふるいの役目
上記の役割を持つビーチクリーナー。欠かせない存在であるというのは一目瞭然であろう。
さらには今年から新たに試験導入している小型電動モビリティ「Honda Mobile Power Pack 4W-Vehicle Concept(以下MPP-4W)」が今回あり、試乗できるということなので試乗させて頂いた。
まだパワー不足は否めないが、静粛性から開発に成功した暁には重宝されることが容易に思い浮かぶ。開発者様にもお話を聞いたところ「まだまだ試作の段階、ここからが勝負です」と仰られ、ますます期待感が高まった。
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■ホンダの描く未来像とは
ビーチクリーン活動後には、さかなクン本人による海洋ごみ問題や海の大切さなどを啓発するための環境授業が実施された。子供たちにも分かるように工夫して伝える姿に感銘を受けた。
さかなクンもホンダも、望むものは同じ。先を見据えた環境づくりを大切にしている。そして何より今後を担う子供たちに伝えたいのだ。
パッと見たらきれいに思える砂浜も意識して見ると実は沢山ゴミが落ちている。それを1人では大変だけど、力を合わせれば、短い時間で砂浜もきれいにできる。楽しみながら親子共々一緒に取り組めたら何より嬉しい。
そしてその想いがどんどん広がり、地球全体の生き物が暮らしやすい世界になり、良い循環が生まれると思う。今後のホンダを我々は応援し続けていたい。
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