大幅減益に揺れる日産が、中国で新たなEVを発表した。その名は「N7」。全長4.9mという大型のセダンだが、時期が時期だけに中身が気になる。はたしてこのクルマは日産反撃の狼煙となるのか?

文:ベストカーWeb編集部/写真:日産自動車

■BEVのほかプラグインハイブリッドもあり!

広州モーターショーでデビューした東風日産のN7

 11月15日、中国で広州モーターショーが開幕し、日産の現地合弁である「東風日産」がミッドサイズ電動セダン「N7」を発表した。このクルマは2024年4月に開催された北京モーターショーで、「エポック・コンセプト」としてヴェールを脱いだクルマだ。

 いっぽう日産は2024年3月に中期経営計画「The Arc」も発表しているが、N7はここで明かされた「今後3年間で30車種の新型車、うち16車種が電動車両」という計画に含まれる1台ともいえる。

 その概要だが、空力を重視したミッドサイズセダン。全長4930mm、全幅1895mm、全高1487mmというから、かつてのフーガクラスの車格となる。

 プラットフォームは「東風日産の新しいモジュラーアーキテクチャ」と発表されているが、おそらくは日産がグローバルに展開しているCMF(コモン・モジュール・ファミリー)の一派だと予想する。

 気になるのが「EVとプラグインハイブリッド用に開発された」という説明。日産は現在プラグインハイブリッドをもっていないから、新たなパワーユニットが搭載されることになるが、現時点ではその詳細は不明だ。

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■キャビンを最大化したEVらしいプロポーション

デカいキャビンが分かるリアアングル

 エクステリアについてみると、空力を強く意識したのっぺりしたボディ。Cd値は0.208というから相当なものだが、突起物を極力排した結果、ドアハンドルすら格納式を採用している。

 先ほど「フーガクラス」といったがプロポーション的にはフーガではない。ボンネットとリアデッキを短く抑え、代わりにキャビンを最大化した電動車らしいパッケージングだ。実際ホイールベースは2915mmという長大さを誇る。

 フロントマスクは細いLEDが左右を貫く今っぽいデザインだが、両脇に牙のような発光部があり、ここがVモーションを表現している。この部分は細かなLEDの集合体で、多彩な発光表現も可能なようだ。

 インテリアは現時点では非公開だが、インフォテインメントシステム用のSoCにクアルコム「8295」を採用しているから、高度な機能とユーザーインターフェースを備えていることは間違いない。

 さらにフロントシートは、「AIゼロプレッシャークラウドブランケットシート」という仰々しいもの。49個のセンサーと19個のエアバッグを使ってAIが乗員の姿勢を検知し、背もたれ角度や腰回り、太もも裏の圧力分布を最適化するという。

 冒頭で触れた北京ショーで、東風日産は今回のN7(エボック)に加えて、「エピック」「エヴォ」「エラ」というEVコンセプトも公開している。赤字決算によってこれらが予定通りデビューするかは不透明となったが、とにかく日産には新車の話題がほしい。中国での新展開に期待しよう。

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