スーパー耐久最終戦の舞台となった富士スピードウェイ。今季からスーパー耐久のオーガナイザーでもあるSTMOの会長にも就任したモリゾウさんが、また自動車ファンが腰をぬかすサプライズをしてくれたぞ。まさかスバルワークスでニュルにいっちゃう??
文/写真:ベストカーWeb編集部
■スバル社長も認めざるを得ないモリゾウさんドライブ
ニュルブルクリンク24時間レースでクラス優勝をしたスバルのWRX STI。まさにワークスの知恵が詰まったレーシングカーだ。
そのステアリングを握れるのは通常ならワークスドライバーのみで、おいそれと運転できるものではない。
富士スピードウェイで開催されたスーパー耐久最終戦でデモランが予定されていたのだが、なんと降りてきたのはモリゾウさんではないか!!! スバルの大崎社長ならまだしも、トヨタの会長がワークスマシンに乗れるなんて。
スバルの長年のニュル挑戦へのリスペクトがモリゾウさんのサプライズドライブに繋がったという。モリゾウさんはこう語る。
「ニュルのクラス優勝車両に乗れて大変感激しています。スバルのドライバーのテストだと思って乗りました。最初スーツがブカブカだったけど、なんとか間に合わせてもらいました。井口選手からはセミウェットだけど、スバルのAWDなら大丈夫とアドバイスをもらってスリックで走りました。(かつてトヨタの育成だった)井口選手もスバルのドライバーになったねー(笑)」。
かつてトヨタでGT500にも乗っていた井口選手のキャリアをしっかり讃えつつ、そしていまのスバルでの活躍も褒めるあたり、モリゾウさんが本当のカーガイだと伝わってくる。
そしてスバルの大崎社長は「速かったですね! 来年は(モリゾウさんの起用を)考えなきゃなりませんね(笑)」とコメント。
まさかのモリゾウさんスバルワークスドライバー就任も100%ないとも言えないのが最近のトレンドだが……。ちなみに当日はぶっつけ本番で、場内放送も「井口選手のデモランです」と放送されたほど。
せっかくの機会だからGR86とBRZのように、WRX STIとの兄弟車開発とかどうですかね?
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